「星もと」の「天体観測会場」ではいろいろな望遠鏡が展開されていました。
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まあしかしご覧のとおり駐車場の照明が非常にまぶしく、これが目に入るとファインダーでの惑星の導入にも難渋する状態(笑)。誰かに立ってもらって望遠鏡の場所を照明から陰にしてもらいながらの観望になりました(いやしかし、この環境の「天体観測会場」でも天体写真撮ってる方もいらっしゃったみたいで驚きました)。

それでは、会場の望遠鏡のうちいくつかを中心に現地の模様を紹介していきたいと思います。

まずはgariさんの15㎝F8アクロマートです!
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(この画像ではいまひとつどういう構造かわからないと思いますので、ご本人の許可をいただいてXでの画像を転載いたします)
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空気望遠鏡的なフレーム構造に中国製の15㎝F8アクロマート対物と接眼部を配し、しかもそれぞれがスライド式の可動型でバックフォーカス自在、さらに観測終了時にはfl=1200㎜の長大な鏡筒をコンパクトに収納できるという画期的なコンセプトの望遠鏡です!

すぷーんさんと一緒に土星や木星を見せてもらいましたが、この構造から心配される光軸の狂いもわからず(gariさんご本人は「光軸は何となくです(笑)」とおっしゃってましたが)中国製のレンズ自体がなかなか優秀っぽくて(これの同等品?)屈折独特のコントラストの高い惑星像を見せてくれました!

で、やはりアクロマートにはハイゲンスでしょう、ということでわたくしの五藤光学H7㎜をつけさせてもらったとことろ、予想通り相性は抜群で無茶苦茶よく見えます。ただ普及型のハイゲンスであるオルビィスH6㎜では今一つだったようです(これはgariさんとすぷーんさんに検証してもらいました)。自分の6㎝F15鏡筒ではオルビィスH6㎜も五藤H7㎜に比べるとわずかに劣る、くらいだったのですが、F8ではその辺の違いが拡大されてしまうのでしょうかね。まあハイゲンス自体F12以上が想定ですしね。

さて、もちろんアクロマートですので15㎝F8のスペックでは青ハロが出てしまうのですが、ここはあぷらなーと式のデュアル・ナローバンド作戦。すぷーんさんがたまたま持っていたサイトロン Dual BPフィルターを取り付けてみると・・・木星が青緑っぽい色になってしまうものの、青ハロは消え何より模様のコントラストが激増しているぞ!

会場には「最終兵器」ともいうべきタカハシTOA150を持ち込まれている方もおられ、ちょうど見せてもらっていた直後だったのですが、木星模様のコントラストだけで言ったら「15㎝F8アクロ+DualBPフィルター」はTOAに引けを取りません!(あくまで個人の感想ですが) DualBPは半値幅が狭いのでこれがもっと広いQuadBPフィルターの方が適しているのでは? という話にもなりましたが、青緑色になってしまう惑星の色調バランスを色温度補正フィルター等で整えることができれば、アクロマートによる惑星観望のブレークスルーになるかも知れないですね。この分野、今後の検証が待たれます!

とにかくアクロマートの可能性に向けgariさんやすぷーんさんと共にたいへん楽しい時間を過ごさせていただきました。

星をもとめて「天体観測会場」での観望はまだまだ続きます!