天気予報で言ってる通り、ここ数日晴れないのですが、Revolution Imager R2を30cmF5ドブソニアンに取り付けて無限遠にピントが合うかどうか確認しました。
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結果は、0.5×レデューサー付き:NG レデューサなし:OK でした。

この30cmドブソニアンのバックフォーカスは眼視用として標準的な距離に設計していますので、Revolution Imager R2はレデューサーを付けさえしなければ、ほとんどの望遠鏡で合焦する、ということが言えると思います。
ですので、レデューサーなしで使えばいいのですが、fl=1500mmだと画角が推定0.37°×0.2°程度になってしまい、この狭さではおそらく天体導入が困難でちょっと使いこなせないような気がします。フォーカサーのアイピースアダプターを外して、レデューサー付きの状態で奥まで差し込んでみましたが、
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この状態でもピントは合わず。レデューサーの縮小率(?)が高いのでかなり対物に近づけないといけなさそうです。

(追記)ちなみに、日本語マニュアルではレデューサー使用でピントが出ない場合のオプションについて解説されているのですが、残念ながら自分の30cmでは、この方法でも合焦しませんでした。
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これはもう、鏡筒を改造するか新規製作しないと無理なレベルですね。
したがって、「Revolution Imager R2でアイピースアダプターの先端にに0.5×レデューサーを取り付けた状態」では、シュミカセのような焦点をかなり引き出せる望遠鏡じゃないとピントが合わない、とも言えます(上の日本語マニュアルの方法で合焦する鏡筒はあるかもしれません)。

でも、シュミカセはもともとFが暗いので、レデューサーをつけて初めて同じ口径の短焦点ニュートンと同じくらいの明るさになるため、うまみは少なそうです。

どうせニュートン式の鏡筒を新たに作るのなら、プライムフォーカスでこういう形式も考えられます。
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一応、望遠鏡にしてない30cmF5の鏡をもう一枚と、45cmF4.1(http://uwakinabokura.livedoor.blog/archives/1825623.html)の鏡を死蔵しておりますので、今後の計画の片隅のまた片隅ぐらいには置いていますが・・・・・たぶんそれらを新規作成するまでの根性がもうありません(笑)。

とりあえずとしては、15cmF4のGINJI150FN鏡筒を持っていますので、合焦するか確かめてみて、OKなようでしたら、15cm合成F2、合成fl=300mm、推定画角1.7°×1.0°で運用してみます。
最悪、GINJI150FNの「100mmの長大なバックフォーカス」(笠井トレーディングのサイトより)でもピントが合わない場合、15cmF5の鏡に換装するという「最後の手段」もありますしね(笑)。

ちなみに、そこそこバックフォーカスが長いと思われる国際光器、マゼランSD80(絶版)、8cmF6屈折でも、レデューサーを付けた状態ではピントが合いませんでした。
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そんなこんなしているうちに雨が降り出したので、大急ぎで撤収。

Revolution Imager R2ですが、電子観望へのエントリーとしては素直にレデューサーなしで使えばいいのですが、「対物を可能な限り大口径、しかも極限まで明るくする」というのが電子観望のニッチになっている(自分が調べきれてないだけかもしれませんが)ような気がしますので、その方向性でのパフォーマンスの検証を進めていきたいと思っています。