Revolution Imager R2 をGINJI150FNに取り付けてみました。
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まず、0.5倍レデューサー使用時にピントが来るかどうかが懸案事項だったのですが、何とGINJI150FNの「100mmの長大なバックフォーカス」でもピントが合わないことが判明!
仕方なく、オフィシャル裏技(?)の↓
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を試したところ、何とか合焦。この状態での縮小率を計測すると、だいたい0.6倍くらい。
したがって、15cmF4・fl=600mmが、15㎝F2.4・fl=360mmくらいになり、これならまあまあ満足のいく数値なので、これで運用することにしました。

木星を入れてみたところスケール的にはこんな感じ。
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ガリレオ衛星が分かりやすいですが、シャッター速度を最速にしても本体の模様は飛んでしまいます。

同じく、土星も輪がつぶれた状態。
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小さくて何だか良く分からないですね。

満月過ぎたばかりの月で見ると、画角が0.6×0.9くらいでしょうか。
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しかしこの光学系の目的は月や惑星ではありません。

見やすいところで、M27を導入しようと思いましたが、予想通りモニター画面を見ながら望遠鏡を振ったのでは全く導入できません。仕方なく、CCDを外してアイピースに差し替え(ここで同焦点にする必要性を痛感)、目視で導入してから再度CCDに差し替えて・・・・と。
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うーん、まあまあですかね・・・・・シャッター速度を最遅にし、さらにブライトネスやコントラストをいじると・・・・・
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M27の色が現れてきました! しかし、画質はやっぱり粗いですね。
まあ、もう少し視直径の大きな対象ならもっと見栄えがするかも知れませんが、眼視やNVみたいに一つの対象をずっと見続けて細かいところを観察するって感じではなくて、次から次へといろいろな天体を導入して数でインパクトを稼ぐ・・・って使い方になるでしょうか。

しかし、GINJIにSP赤道儀を組み合わせたシステムがとても使いにくく、現状、天体の導入が難しいんですよね。
さらに、バッテリーやコントローラーがケーブルにぶら下がってぶらぶらしているし、モニターは地面に直置きだし・・・・って状態です。
これはモニターやコントローラーのホルダーをセットアップし、天体導入用のサブスコープを取り付ける必要等もありますね。

Revolution Imager R2で、一式導入、望遠鏡につけるだけでお気楽電視観望実現! って安易な考えでいたのですが、結局、スムースな運用のためには最適化したシステム構築を強いられるようです・・・・世の中、そんなに甘くないようで(笑)。