Revolution Imager R2 のDSO観望がうまくいかない件、あっかさんの情報をもとにいろいろ考えてみても、やはり自分の単純なスキル不足の可能性が高そうです。
どうも、自分は基本を押さえる前にイレギュラー運用に走る傾向があり、それも失敗の原因のような気がするので、シンプルなシステムを組んでみました。
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国際光器マゼランSD-80、8cmF6屈折鏡筒です。これって確か「セミアポ」で、ウイリアムオプティクスの出始めくらいの鏡筒だったかな?
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今回、付属のレデューサーとCCDカメラの間にUV/IRカットフィルターと空のフィルター枠を挟んで、約0.3倍(!)の縮小率を得ています。
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したがって、8cm 合成fl=144mm 合成F1.8という超ハイスピード光学系が実現!
画角も、2°×1.5°くらいは取れそうです。

この取り付け状態でのレデューサーの開口部径は25mm、そこからCCDまでの距離が45mmなので、ちょうどF1.8でもケラレない計算になります・・・・たぶん(笑)

ニュートン式では、主斜鏡の反射率と中央遮蔽による損失がありますので、自分の7.6㎝合成F2.2システムの場合、屈折におけるF2.9くらいの換算になります。
今回の光学系は屈折のF1.8ですから、2.6倍くらい明るいことになり、シャッター速度を一段階早くしてもおつりがくるほど明るいわけで、これはDSO検出にかなりの期待が持てますね!
そう言えば、電視観望をされている方の多くが屈折望遠鏡を使っておられるのもその辺の理由でしょうか。

最初からこういう素直なシステムを組んでいればよかったのか、などと思いつつ、台風通過後の晴れを待ちます!