職場で、同僚や子供さんを対象に、年2~3回観望会をおこなっているのですが、その話が出た時に今年赴任した人から、実は望遠鏡を持っている、と聞きました。

その人の話では、天狗高原(天狗荘のホームページ:http://www.tengusou.com/)に行ったとき、夜、あまりの満天の星空がすごくて盛り上がり、帰ってきてから通販で1万円の望遠鏡を買った、ということでした。

当然、どんな望遠鏡か気になるので機種名を聞くわけですけど「わからない、買ってから一年ぐらい箱も開けてないから」とのこと。
このブログを訪れてくださる皆さんなら、10人が10人
「じゃあ、一回持って来てくださいよ。やり方教えますから」と言いますよね(笑)

で、その後一か月くらい自分は忘れていたのですが、今日思い出して、「また望遠鏡持って来てくださいよ」と声をかけたところ、「いや、今日車に積んである、実はあれからずっと車に積みっぱなし」とのことだったので、申し訳ないことになってしまったな(笑)と思って、仕事が終わってから組み立てて差し上げることにしました。

とは言ったものの、トイグレードを1万円とかでつかまされていると気の毒だなと他人事ながら心配になっていたのですが、ものの5分ほどで組み上げたその望遠鏡が何だったかというと・・・・
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そうです、知る人ぞ知る、スコープテック ラプトル50!
http://scopetown.jp/prod_st_raptor_1.html

星の事を何も知らない一般の方がどうやってこの望遠鏡にたどり着いたのかが謎ですが、「レビューの良いやつを選んだ」とのこと。ともあれ、結果オーライではあります。

この望遠鏡は、5cmF12なので、「口径をDcmとした場合、Fが2.4Dよりも大きければアクロマートでもアポ並みの性能となる」という条件を満たしています。付属のK20mm30倍にて地上の風景を確認してみますと、シャープでコントラストもよく、当然、色収差もありません

オーナーにもピント操作を教えつつ見てもらったところ「良く見える」って喜んでました。今日は曇っていたので、「今度晴れてるときに木星や土星の見方を教えますよ」と言って、次の機会に使用法レクチャーです。
もうひとつの高倍率用(?)アイピース、f6mmの付属もシブいですね。
このアイピースは非常にシャープな中心像を示すのです。F12ならそこそこ良像範囲も広く見えることでしょう。のぞき穴ファインダー(http://scopetown.jp/col26_nozokiana.html)も使いやすいです。

また、このラプトル50には詳しい冊子(スコープテック「星空ガイド」http://scopetown.jp/prod_book.html)もついていて、望遠鏡の使い方や天体観測の初歩などがわかりやすく解説されています。ギリギリのコストの中、使う立場に立ったパッケージングをしようという意図が伺えますね。

しかし、その一方、今回自分が組み立てなければ、これだけの志の高い望遠鏡でも箱から出されることもなく終わってしまっていた可能性もあるわけです。つくづく、望遠鏡というもののハードルの高さを思い知った出来事ではありました。

・・・・・あと一つ分からないのが、鏡筒に「花巻市産品」ってステッカーが貼ってあったんですけど、何でしょうね? 何かのコラボレーション?