
小海町レポートの途中ではありますが、念願のAZ-GTi経緯台を導入しましたので、さっそく電視観望に使用しています。
また、AZ-GTiの採用により、北極星の見えない我が家の2階ベランダでも自動導入・追尾が可能になりました。
天気もよいし、ASI294MC、AZ-GTi経緯台ともに初めて使うこととなります。
しかし、これは望むところ。今後の電視観望は、自分向け・一般向けとも光害地での運用を予定しているのですから。
望遠鏡のみをベランダに残し、パソコンは室内に入れて、スマートフォンでのAZ-GTi操作を含め、「プチ・リモート天文台」(笑)が実現しています。

これなら、USBケーブルの分、窓をすかすことになりますけど、冬は暖房、夏は冷房、という快適な環境で観望ができるわけです。自宅ベランダなら遠征の必要もないし、これらは電視観望の副次的なメリットとも言えますね。 いずれにせよ稼働率はうなぎのぼりに向上する見込みです!
さて、非常に明るい展望になってきたところで、まずは小手調べにM57。
しかし、ここで緊急事態発生! ライブスタックで操作していると、こんなエラーが出てSharpCapが終了してしまいます。

out of memory ? パソコンのスペックが低すぎるのか? この辺は素人なので良く分かりません。で、再度立ち上げ直して、でもライブスタックをしたら、止まって・・・・仕方ないので一枚画像でいろいろと見ていきます。
M27もまだまだ追いこめそうですね。

このようにいくつかの天体を導入している最中にも、ライブスタックをリトライしては止まって・・・を繰り返していたのですが、そのうち、「データが多過ぎて処理できないから、カメラを2×2ビニングにしなさい」ってメッセージを見かけたような気がするので、不本意ながらビニングを「2」に設定するとライブスタック中に止まることはなくなりました。今でも良く分かってません。
ともあれ、これでライブスタックが可能に。
しかし、次の問題発生。
経緯台で2軸追尾した時の視野の回転がスタック時に補正されない!
というわけで、何とかライブスタックが可能になったころにはオリオンも上がってましたのでM42.
こうなると、馬頭や・・・・・
というのも、露出時間が10秒を超えるとライブスタックがまず成功しなくなるのでよね。
だから、露出は数秒に抑えたいのですが(Samさんのマニュアルにもそうあります)、数秒程度の露出時間じゃ全然星雲が出てこないんですよね。
対物はF6.9とやや暗いからかなあ・・・・自分の環境ではやっぱり対物はやっぱり明るい方がよさそうですね。
ということで、翌日、7.6㎝F3.7システムで電視観望をおこないました。
・・・・こちらも続く!
コメント
コメント一覧 (2)
露光時間は十分すぎます。ヒストグラムが十分すぎるくらい太くなっています。もっと数秒程度の露光時間まで短くして細いヒストグラムのままでいいです。その細いヒストグラムのピークをギリギリまで2本の線で挟み攻めるような感じです。
あと色が出ていないようなので、LiveStackのヒストグラムの右のカラーバーの4つ目の灰色のバーをあげると彩度が出てくると思います。
uwakinabokura
が
しました
あー、やっぱり露出時間多すぎますか。なるほど、露出が短いとヒストグラムが細くて、そのピークを挟み込むことではじめて星雲が現れてくるのですね。灰色バーで彩度を上げるのと合わせて、今度やってみます!
この日はAZ-GTi設置時に水平取るのをやってなかったですが、次の日には水平取るのに気付いたので大丈夫になりました。追尾モードは2か所あるんですね。一か所は知っていて、ここは「恒星時」にしてあるんですが、もし別のところ「月時」とかになっていたら、遅れていくことになるので設定をよく見なおしてみます。
uwakinabokura
が
しました