AZ-GTi経緯台の電源運用について、
星を通じての人脈が自分の人生の宝になっているのですが、また新たにたくさんの方と関わりを持たせてくれた、AZ-GTiにも感謝です。

さて、せっかくの貴重な情報ですし、AZ-GTiを使っている方はかなり多いみたいなので、現時点での情報をまとめてみました。AZ-GTiを通じて、さらに使用者の輪が拡がって行けばうれしいですね!

1 市販の使い捨て単三アルカリ乾電池を使う

これはイニシャルコストゼロ、ランニングコストのみで運用でき、最近は100円ショップでも単三6本110円とかで売っていますので、使用頻度が少なければトータルコストが一番安いかもしれない方法です。ただし、このように使用済み電池が量産されてしまいます。
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しかも、これらの電池はけっこう電圧が残っていて、しかしその状態ではAZ-GTiの動作が明らかに不安定になる(接続切れるとかアライメントやり直しとか)ので交換を余儀なくされ、しかしながら別の用途であればまだ使えそうなので捨てることもできず、という非常に中途半端な状態です。個人的に「中途半端電池の量産」に耐えられませんでした(笑)。


2 充電式単三電池を使う

市販の単三充電式電池を使用します。ニッケル水素電池が主流だと思いますが、大容量のリチウムイオン単三電池もあるようです(ぽんにゃんさんより)。
信頼性ではエネループ等のブランド物が推奨(Samさんはフル充電エネループ8本×2セット常備)ですが、自分は結局、激安系の充電式単三電池を採用。
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この商品です。もちろん、正常に動作しています。8個セット充電器付きで3299円でしたが、今日見たらセール特価2464円となっていました。悔しいです(笑)。
同じく激安系電池の「エネロング」もやまのんさんにより使用実績があります。


3 ACアダプターを使う

自宅での使用がほとんどなので、ACアダプターも導入しています。
AZ-GTiにはACアダプターは付属していませんが、DC電源端子はあって、説明書には「ACアダプターを使用する場合はDC12V定格、0.75A以上のスイッチング電源をお使いください」とあります。
さらに、入力端子:内径∮2.0mm、外径∮5.5mm、センタープラスとのこと。
自分はこれを買いました。
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電源ケーブルが一本増えてしまいますが、本体価格が880円と非常に安いのがメリットですね。自宅で使う際、これを充電式単三電池のバックアップにしています。

ACコンセントを備えたやや大型のリチウムイオン電池( suaoki ポータブル電源 S270 40540mAh/150Wh 等 Nickさんより) があれば出先で使うこともできます。この手のバッテリーは少々値段が張りますが多用途にも汎用性が高いことを考えるとコストパフォーマンス的には優れていると思います。

4 12V昇圧ケーブル+モバイルバッテリーで使う

非常に容量が大きいので、出先での電池切れを気にする必要がないのが最大のメリットです。
ただし、もっとも機種選定に注意が必要な電源でもあります。
例えば、自分が持っていたモバイルバッテリーは
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このようにスペック的には全く問題なさそうで、実際につないで数分は動作したのですが、AZ-Gtiが追尾モードに入って消費電流が小さくなったときに「あー、今ほとんど電気使ってないから、自分、働かなくてもいいってことですか? 」という感じにオートパワーオフが働き、実質使えませんでした。

使用実績情報の必要な電源と思いますが、幸い、 Nardisさんより

モバイルバッテリー→http://u0u1.net/WGtY
昇圧ケーブル→http://u0u1.net/XxiV

という、使用実績のある機種の情報が提供されています。

また、Anker PowerCore1000 Reduxでは「低電流モード」があって消費電力が少なくてもオートパワーOFFしない設定があるようです(ぽんにゃんさんより)。

あと、AZ-GTiだけでなく、ノートパソコンの電源等もモバイルバッテリーから取ることで消費電流を多くしてオートパワーオフを防ぐ、裏技的運用(彰ちゃんさんより)も考えられるようです。
同じく、結露防止用のヒーターをつないでオートパワーオフを防ぐ方法もあります(こたろうさんより)

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このように、いろいろな運用が考えられますが、自分の選択は

自宅:充電式単三電池を2~3晩使い、途中で切れたらACアダプターに切り替え
出先:フル充電の充電式単三電池でおそらく一晩中OK。万一切れた場合のバックアップに使い捨て単三を8本持っておく。

という辺りに落ち着きました。

さて、あなたの選択は?