最近は、31.7mmの「0.5×レデューサー」が1000円台で安価に供給されています。
自分もノーブランドのものを一つ持っています。
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たぶん、貼合わせの2枚玉アクロマートだと思います。

取り付けが31.7mmねじ込みになっているので、ASI294MCのようなCMOSカメラのセンサー直前にもアダプターを介して取り付けることができるのですが、
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今回はこの位置に取り付けた場合、電視観望用のレデューサーとして実用性があるかどうかを検証します。

「ミザールBN-80改・8cmF5屈折+STC Astro Duo NarrowBand Filter+0.5×レデユ―サー+AZ-GTi経緯台+SharpCap」にてベランダ電視観望にて確かめます。

対象は馬頭星雲。レデューサーの縮小率は0.7倍程度、8cm・合成F3.5程度となります。
batou31.7mm
あー、やっぱりこうなりますか。放射状と言ってもいいレベルの周辺像悪化がまるでズームアップ写真のような臨場感をさえ醸し出しています。レデューサーを焦点面に近づけすぎてもダメなんですね。さらに、イメージサークルが制限されたことによる周辺減光にも独特の世界観が・・・これは、トイカメラ・ジャンルの価値観が発生しかけているような(笑)。

結果いかんによっては、クローズアップレンズNo4とのダブル・レデューサーも試そうと思っていましたが、0.5倍レデューサー単独でもインパクトがあり過ぎて見送りました。

まあ、しかし中心像はそれなりにシャープなので、ASI224MCのようにセンサーサイズの小さなもの(ASI294MCに対して面積比で1/14)では実用性があるかも知れません・・・・あるいは、ASI294MCのようなセンサー面積の大きいものに使っても周辺像の崩れの「味」が新しい天体写真ジャンルとして観賞価値を持ち始める・・・と面白いと思っているのですが、まあ、それはなさそうですか?