CanonFD 50mmF1.4 ですけど、

F1.4という明るさを求めて入手したこともあり、絞ったら意味ないよなあ・・・と思っていたうえに、ジャンクのせいか絞りが機能しなくてF1.4でしか使ってなかったのですが、今日、アダプタを付け直したら、絞りが機能するようになっていました。理由が良く分からないのですが、とにかく「平日時短電視観望」にて検証です!
CanonFD50mmF1.4に「 QBP + ASI294MC + AZ-GTi経緯台 + SharpCap 」といういつもの組み合わせでおこないます。月はなく、限界等級も3等星くらいまでは見えている、自宅としては比較的良い方の条件になります。
まず、F1.4 1秒露出 では?
F2.0 2秒露出
F2.8 4秒露出
F4.0 8秒露出

これはF2.8とほとんど変わらないかな。ではF2.8がいいということですね。今日はこのF値でやってみることにします。以下、全て8秒露出、スタック枚数は成り行きです。絞って露出時間がかかるのは嫌だったのですが、8秒なら何とか我慢の範囲です(笑)。
バーナードループから馬頭、M42
時短なのでどんどん行きます。ばら星雲からエンゼルフィッシュ。
こういうカップリングで撮れるのも50mmの視野の広さならではですね。赤ハロが出ないピント位置にしているので、やや微光星の結像が甘いですが、拡大でもしない限りそれほど気になりません。

こういうカップリングで撮れるのも50mmの視野の広さならではですね。赤ハロが出ないピント位置にしているので、やや微光星の結像が甘いですが、拡大でもしない限りそれほど気になりません。
モンキーへッドとジェリーフィッシュ。
IC2177 かもめ星雲
・・・このHⅡ領域巡りは、どっかで見た展開だな、と思ったら、こないだのSamさんの記事「QBPを使った広域電視観望システムの完成」とかなりカブってました(笑)。でも、メジャーどころをまわるとどうしてもこうなりますか。
さて、先日の結果と合わせた、CanonFD 50mmF1.4の電視観望における運用では
①F1.4 開放でもHα単色光ならそこそこの画質
②デュアル・ナローバンド・フィルターを使う時は、最低でもF2まで、できればF2.8まで絞り込むと良い
などが言えると思います。この50mmF1.4といい、先日の70-210mmF4といい、格安のFDレンズでこれだけ遊べればあっという間に元が取れますね。もう少しFDレンズのラインアップを揃えてみようかな・・・・
コメント
コメント一覧 (2)
冬の星雲は50mmだとなんだかんだいってだいたいこれくらいだと思います。
でも観望会で見せるには充分だと思います。
夏の星雲も賑やかなので、今年の夏が楽しみです。
uwakinabokura
が
しました