以前から構想のあった電視観望2連装を敢行しました!
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AZ-GTiユーザーの間では定番とも言える、ウエイト軸に別機材を同架するやり方です。

右側のSP140SS鏡筒には2倍バローと、RevolutionImagerR2のCCDカメラが付いています。
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RevolutionImagerR2は久々の登場ですね。14㎝、合成FL=1000mm、合成F7.1となります。
このCCDはセンサー面積が4.8x3.6mmと小さいので、画角がかなり狭くなりますが、これは、小宇宙(系外銀河)や惑星状星雲など視直径の小さな天体のクローズアップを想定していますので、導入さえうまく行くのなら視野の狭さは問題にならないはずです。

しかし、実視界が狭いので、AZ-GTiの導入精度ではまず導入できません。そこで、導入支援システムと言うか、「ファインダー」として付いているのが左側。
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M12寸切りボルトの先にアルミの四角パイプ→アリ型・アリ溝→XY微動→アリ型・アリ溝→L字金具→ASI294MC→スーパータクマー105mmF2.8となっています。これで対象天体を視野中心に入れると140SSのほうの狭い視野にも導入される、という想定になっています。
(・・・この接続部分を製作するのに半日かかりました)

2つのカメラはUSBケーブルでパソコンにつなぎます。
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ちなみに、ベランダにUSBを伸ばすための延長ケーブルがもう一つ必要になったので、近所のY電機で5mのを買ってきました。
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CMOSカメラとパソコンをこのように長い延長コードを介してつなぐと、通常、接続がかなり不安定になるのですが、なぜかこの一番安いケーブルがもっとも信頼性が高いのです。

それでは、日も暮れてきましたので、稼働します!
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パソコンではSarpCapを2画面立ち上げて、それぞれのカメラを認識させます。
2画面
左が1000mm、右が105mmのほうです。案の状、左側には一発導入できませんが、右の画面を中央拡大しながらで真ん中に持って行くことで、M42が導入されました。SharpCapを2画面立ち上げることによるパソコンのハングアップが心配だったのですが、これは予想外に大丈夫でした。

・・・・と、ここまでは良かったのですが

まず、RevolutionImagerR2の操作をほとんど忘れていて、何をどうやったらよいかわからない(笑)
赤外ピンボケ?
そして、ピントを合そうとすると、実視界が狭いため振動で星が画面外に出てしまって、非常にやりにくい。さらに微光星をそれなりに追いこんでも、明るい星がボテッとしていまう・・・・バローのせいか?
それでも、ライブスタックをすると、SN比は上がりました。
m42 2
M42の色も良く出ています。

よし、それでは本番の小宇宙(系外銀河)行ってみようか、ということで、いつものNGC2903を導入しようとしたのですが、視直径が小さいので、105mmのファインダーの方で恒星と区別がつかない。何のためにファインダー用カメラがあるのかわからない状態(笑)。

それでも、奇跡的にM82が導入されました。
m82
しかし、当たり前のことながらM42と比べてとても暗いです。
さらに、これをライブスタックしようとしても、星の数が少なくて合成できないうえに、ライブスタック画面になったとたん、なぜか強烈にコントラストがついて単なる幾何学模様的な画面の状態からどうやっても抜け出せず。

RevolutionImagerR2はコードが多いし、AZ-GTiの自動導入でコントローラー引きずるし、操作忘れてるし(これは自分のせい)、こういう用途には非常に使いにくかったです。そんなこんなで3時間くらい苦闘していましたが、結局、現状ではこのシステムの実用性に見切りをつけざるを得ませんでした・・・・「だめだこりゃ」

これはもう、ASI224MCか、ちょっとチャレンジになりますが、SVBONYのSV305あたりを導入する必要がありますかね・・・メイン望遠鏡もあの星像では変更せざるを得ませんし、ファインダー用のカメラの対物ももう少し焦点距離の長いものが良いでしょうか。

この2連装電視観望システムは推敲を重ねて、何とか実用性のあるものを構築していきたいところです。