PENTAX 6x7 165mm F2.8 とMEADE2045による2連装電視観望システムの実践編です!

PENTAX 6x7 165mm F2.8 のほうからチェックします。月齢7.5、限界等級2等程度の条件です。
まずは、サイトロンQBPフィルター4秒露出にて。

まあ、悪くないですが、やっぱり赤と青緑の2つのバンドでピント位置が違い、赤ハロを出さないようにピントを合わせると、あまりシャープな星像を得ることができません。それと、出ないはずの周辺減光が出てしまいました。しかし、これはQBPが31.7mm径のものであることが関係しているかもしれないので・・・
2インチの、STC AstoroDuoNarrowbandフィルター4秒露出でやってみますと・・・
周辺減光がほとんどなくなりました! さすが6×7用のレンズですね!
こちらのほうが、3つ星とかの白ハロがない分ややシャープなイメージにはなりますが、やはりピントが赤と青緑双方の「中間地点」になりますので、星像にシャープさが欠けてしまいます。
続く、ZWO Duo-Bandフィルター4秒露出もあまり変わらない状況ですが、こちらは微光星が最小になるようにピント合わせをしてみました。
このように、本日と今までの結果を総合すると
デュアル・ナローバンドフィルターとFの明るいカメラレンズは相性が悪い
と個人的な結論を出さざるを得ません。
デュアル・ナローバンドを使った場合の結像でいうと、普通のアクロマートレンズを使ったときの方がずっとシャープです。
ミザールBN-80改(8cmF4)に、STC AstoroDuoNarrowbandフィルター4秒露出↓

というわけで、こうなるともう、Hα単色光しかないでしょう、というわけで、
バーダーHα3.5nm32秒露出です。

やっぱりこれですよね! このまま1年かけて「THE DEEP SKY」電視観望版が始まって行きそうな勢いです(笑)。と言うわけで、自分としてはPENTAX 6x7 165mm F2.8の電視観望における利用が、Hα単色光一択でほぼ固まりつつあります。
さて、続いてミード2045、10cmF10 シュミットカセグレンにRevolutionImagerR2のCCDカメラをつけた方は、というと・・・
M81(中央やや左下にある光の点 笑)

fl=1000mmだから、AZ-GTiの自動導入は厳しいかな、と思ってたら、
・・・・えっ? 普通に視野の範囲に導入できる。
M82、32秒露出 SVBONY CLSフィルター使用 (やや中央拡大)↓
システム構築の根幹を揺るがす事態に(笑)
仕方がないので、「10㎝F10シュミットカセグレン + SVBONY CLSフィルター + ASI294MCシステムによる小宇宙(銀河)の描写」の検証に切り替えました。
・・・・・・しかし、これはこれで新たな疑問が生じる結果となりました。
その模様は次回更新にて!
コメント
コメント一覧 (2)
uwakinabokura
が
しました