電視観望用のパソコン購入相談を前回記事で行ったところ、多くの方からたくさんの情報をいただき、おかげさまで、いろんな方向性がクリアになってきました。この場を借りて御礼申し上げます!

さて、今回は、3cmF4 fl=120mmのファインダー用アクロマートレンズで電視観望をやってみました、のワンポイント記事です。
IMG_6153
ビクセンの6×30ファインダーのレンズフード部分を、ボーグのヘリコイドSにつけ、31.7mm延長筒を介してASI294MCに取り付けてます。フィルターはサイトロンQBPです。

馬頭星雲付近、8秒露出。
batou8s
まあ、こんなところでしょうか。いいところと悪いところがありますね。

いいところは、中心部がかなりシャープなところです。カメラ用の望遠レンズより明らかに鋭い結像を示しました。これはQBPフィルターもかなり貢献していると思われます。(中央部の拡大↓)
batoutyuuou

一方、悪いところは、周辺部において星が「逆コマ状(?)」に流れるのと、像面湾曲によるピンボケで星像が盛大に崩れることです。(画面右下部分の拡大↓)
batoumigisita
しかし、ASI224MCや385MCといったセンサー面積の小さいCMOSカメラならこの部分は関係ないので、そういったカメラと組み合わせた場合は充分実用性があるのではないでしょうか?

今回の記事は以上です!