SharpCapには、ダーク減算とフラット補正の機能があるのですが、ずっと使ってなかった・・・と言うか使い方を知りませんでした。
ちょっと調べてみたら、画面上の「Capture」に、「Caputure Dark」と「Capture Flat」のコマンドがあって、ここでDark、Flatの画像をそれぞれ作成できました。

まずはダークのほう。SharpCapのLivestackでDSOをあぶりだそうとすると、赤・青・緑のノイズがこのように円弧状に合成されて大変見苦しいことになります。
(以下、画像は全て、「SP140SS+クローズアップレンズNo4(合成fl=437mm、合成F3.1 仕様)+ SVBONY CLSフィルター + ASI294MC + AZ-GTi経緯台+SharpCap によるもの」
m81,82 noise kakudai
そこで、コントロールパネル右下の、「Preprocessing」の「SubtractDark」で、あらかじめ作ってあったダークフレームを指定して、その後にダーク減算された画像でのlivestackをおこなっていくと・・・・
m81,82 4s kakudai
すごい! ノイズがほとんど消えた!(左上は飛行機? の軌跡) もちろんもっと強烈な処理をおこなうと復活してきますが、現状の処理なら全く問題ない範囲。今までバックグラウンドを暗くしたり、露出を多めにかけることでノイズを目立たなくしていたのですが、こっちの方がずっといいです。早くやればよかったんですね。

よーし、ということで勢いづいて、次はフラット補正です。
自分のSP140SS鏡筒ではこのような周辺減光が出ます(一枚画像)。
flat nasi
これも同じように、コントロールパネル右下の、「Preprocessing」の「ApplyFlat」で、あらかじめ作ってあったフラット画像を指定することで・・・・
flat ari
お、いいねえ・・・でLivestackに移行すると・・・・
m97 flat sippai
ああ、何かフラットが効きすぎて、かえって「周辺増光」になってしまいました。フラットの効きを段階的に調節できればいいんだろうけど、そのやり方がよくわかりませんでした。今日は時間がなかったので、フラットについてはまた検証することとして・・・・

今、アトラス彗星というのが話題になっているらしいので一応見てみます。アトラス彗星の赤緯赤経を調べ、Synscanのユーザーオブジェクトに入力して導入。
atras4s
うーん、よくわからんが、たぶんこれ? livestack状態で15分ぐらい放置してみますと、
atras 15m
星の間を移動していく様子が捉えられました。どうやら彗星で間違いなさそうです。

5月には大彗星に成長して欲しいですね!