ギター関連記事になります。

昨年12月に、驚愕のコストパフォーマンスで即決した「YAMAHA PACIFICA612VIIFM」ですが、当然のことながら、以降のメインギターとなっております。
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このギターのパフォーマンスは本当に底が知れず、まさしく鐘のごとし。
すなわち、
「小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く」
という、坂本龍馬の西郷隆盛評のようなギター。

言い換えれば、弾き手の技量がバレバレになってしまう恐ろしいギターと表現することもできます。

実は、このギターを楽器屋さんで試奏した時、

「あー、これ無茶苦茶弾きやすいし、いい音も出る。やっぱり下手くその素人はギターの力で腕前をカバーしてもらうですよね!」

と、喜々としたものですが、弾き込んでいくほどに、

「ん、適当に弾いてもそこそこの出音だが、微妙なピッキングの強弱がたまたま成功したときのダイナミクスの幅が相当広いぞ?」

ということに気づかされます。いや、何も考えずに弾いているときはいいのですが、練習のため録音(録画)して聞き直すと、もう全然ダメでした。技術のアラが白日の元に・・・・

どれぐらい白日の元かというと、これぐらいです(笑)。

「ルパン三世カリオストロの城」エンディングの「炎のたからもの」の歌メロを弾いていますが、シンプルなだけにこういうの本当に難しくて、ちゃんと合わせるのさえままならなく・・・・で、youtubeに上げるかどうか相当に迷ったのですが、GWの目標の一つに「ギター動画ひとつアップする」を掲げていたので、取りあえず人の迷惑は考えずに入れてあります(笑)。

まあ、演奏はご覧の有様ですが、今回はこのように楽曲を分析できたので、その過程とそれを実際に弾くことは自分なりに大きな意味があったと思います。
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キーはト短調(Gm)ですが、変ロ長調(Bb)で、各コードの上にアラビア数字でディグリーネーム、メロディは移動ドの階名(バークリー式)で下に書いています。

階名を想起しながらギターを弾く、という練習をここしばらくはやっていて、階名とメロディの流れが大分結びついてきたのですが、それを演奏に応用するためには、シンプルでテンポもあまり早くない曲をやる必要があって、思いついたのが単純に歌メロを弾く、という練習方法でした。

今回の手書き楽譜(?)には、コードのディグリーネームも入れることで、各ダイアトニック・コードの機能やノンダイアトニックの解釈、部分転調、さらには階名とコードの関係についても少し関連付けられるようになってきました。自分のレベルではかなりの成果と言えます。

ちなみに、自分のギター演奏の目標というのが、

ふと浮かんだメロディがそのままギターで弾ける

というものです。このために、移動ドの相対音感を身につけ、かつギターの指板に反映させる必要があるんですね。これによって、鼻歌を歌うように自由自在に弾ければいいなあと思ってるのですが、今回の練習で少なくともその3合目くらいまでは到達した実感があります! 
こんな感じで何曲か分析していくことでだんだん分かってくるのでしょうか。ただし、こういうのすごく時間がかかるんですよね・・・・(笑)

ギターをこういうアプローチで練習している人がいるのかどうかわからないですけど、もしいた場合、この記事が少しでもヒントになればうれしいです。自分も発展途上ですが、ともに頑張りましょう!
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