♪ 僕の大好きなSV305 ♪・・・(以下略)
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最安CMOSカメラとして、電視観望にも大いなる潜在能力を秘めたSVBONY SV305。

残念ながらノーマル状態では取り外し不可のIRカットフィルターがついており、これが少なからずHα線を減衰させているのでHⅡ領域の電視観望には実質使えません。

しかし非推奨ながらIRカットフィルターを取り外すことにより、絶大な性能アップ(電視観望におけるHⅡ領域の表現限定でですが)があり、一挙に実用性が増大していました。

しかし、その代償? でしょうか・・・

壊れました

先日まで何の問題もなく使えていたのですが、ある日突然、画面が真っ暗に
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これはSharpCapでの画面ですが、このような状態。一応、カメラ自体は認識しているようです。
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ケーブルを換えて見ても、ドライバをインストールし直してみてもダメ。完全にお手上げの状態です。理由はわかりませんが、まあ筐体を開けてフィルター除去改造をしているので客観的にはそれが原因とも言えますね。

改造品でなければ保証期間内だったのですが、もちろん保証外。事情を言って有償でもいいので修理が可能かSVBONYさんに問い合わせてみたのですが、さすがの「仏のSVBONY」でも「ご容赦ください」とのこと。そりゃ当たり前か(笑)。

SV305が離脱しても、ASI462MCやQHY5III485Cがありますので、電視観望には困りませんが、現状で「DSOの電視観望に使える最安CMOSカメラ」であるSV305の可能性をもっと追求していきたかっただけに非常に残念です。

今は、プロテクトとして素通しガラスを採用した、SV305-SJがサイトロンさんから出ているので、フィルター除去の改造は必要ないものとなっています。素直にSV305-SJを買うのが現状での最安の選択肢となります。
ちなみに、本家SVBONYさんから出ている「SV305」、「SV305pro」ではIRカットフィルターが取り外し不可になっており、本来の使途である惑星撮影には問題ない(輝度信号として赤外を使う場合は別ですが)のですが、電視観望でHⅡ領域を見るのには不向きですのでご注意ください。
これらでも、自分が行ったようなフィルター除去の改造をすれば、パフォーマンスが上がると思いますが、壊れる可能性がありますので・・・

気ィつけなはれや!

という報告でした。