「VIRTUOSO GTi マウント」ですが、当方の機体はガタがすごく大きくて、クランプして動かすと垂直・水平ともカタカタなるのですね。

このガタのせい? で、どうもアライメントがうまくいきません。
Twitterでの何人かの方々の報告ですと皆さんの機体それぞれにそれなりのガタはあるようです。ひょっとすると「仕様」かも知れません。モーターへの負担を軽くしたり、ウォームホイールの偏心などの機械的精度不足を吸収するためにあえてガタを残す場合もありますしね。

まあ、アライメントや自動導入が問題ないのであればガタはあってもいいと思います。ただ、自分のように操作上の問題を感じれば調整の必要があるかもしれませんね。もちろん、その際は販売元に相談するのが正しいやり方です。

しかし・・・(笑)
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やはり中を見たくなってしまうわけです(笑)。
ちなみに、このようにカバーを外しただけでも「メーカー保証外」となってしまう場合がありますので、完全に非推奨

この状態でガタ方向に動かしてみると、モーターのステーを架台のボードで止めてある部分のネジがこのような挙動を示します。
ガタ リサイズ
前述のあえて「ガタを残す」目的があったとしても、これはさすがにクリアランスを設定し過ぎでは? ということでマイナスネジの頭の横に軽く接するぐらいまで締め(決してかたく締めない。当たったかな? 程度)ますと、果たしてガタがなくなりました(しかし各部のたわみにより少しは動きます)

水平の方にも同じネジがありますのでこちらも締めます。
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この状態で、水平は360°、垂直は120°くらい回してみて、モーター音とかに異常がないのを確認、音聞いただけなので根拠は薄いですが(笑)行けそうかな?
ギアの当たりがきつくなった時に、プラのギヤやハウジング部分が歪んで辻褄が合っている可能性もありますね。

さて、この晩は曇っていたのですが、晴れ間もあるようでしたので雲の切れ目で自動導入の検証をおこないます。また、モノクロCMOS SVBONY SV305MProの検証も兼ねます。
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鏡筒はSV503 70ED(クローズアップレンズNo4による×0.8レデューサーで合成F4.8、fl=336mm 仕様)です。やはりバックラッシュがかなり減っていてアライメントは前回よりかなりスピードアップできました。

アライメントしてるうちにどんどん雲が来て、なかなかDSOが入れられなかったのですが、何とかM27の導入に成功。1°×0.56°(1/2.8"センサー、fl=336mm)の視野の隅に自動導入で引っかかってくれました。導入精度としては合格点ですね!
M27 gain32 black 200 90stack no filter
m27 gain32 black 200 90stack no filter
屈折の対物にノーフィルターなので星像がだいぶ甘いですが、4秒露出でこれならそれなりに感度は高いということでしょうか。体感的にIMX290のカラーセンサー(SV305)と比べると倍ぐらいの感度はありそうに思います。まだまだ検証は続きます!

最後に・・・

このような自己流の調整をおこないますと当然のことながらメーカー保証外となります。さらに動作の保証もできませんし、故障の原因になることもあります。当ブログでは一切の責任を負えませんので、以上の点はご理解の上で記事をお読みください。