iPhoneに”Take Creative Vocal Recorder”というアプリがあります。
これは無料なのですが、非常にシンプルな操作でiPhoneのマイクを通じ、3チャンネルまでの多重録音ができるようになっています。”Vocal”だからもともとは声を録音して曲のイメージスケッチをする、みたいな用途なのでしょうか。

自分はこれをエレキギターの録音用に使ってみました。
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ギターはヤマハのパシフィカ612、アンプは”NUX MIGHTY AIR”です。
ちなみにアプリは以前に使っていた”iPhone5s”に入れています。これが録音画面。
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赤、オレンジ、青の3つのチャンネルをどれか選んで、右下の赤いボタンを押すことで録音が始まります。この画面はすでに録音が終わっている状態。音が大きいところは赤、オレンジ、青の帯(?)が太く、入ってないところは白い線で表現されます。

これはミキサー画面
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録音した三つのチャンネルに緑の”Beat”のチャンネルでリズムを加えることができます。これは録音の時もモニターできるので演奏はそれに合わせることになります。まあ、正直あんまり使えるリズムはないし3拍子系もないのがマイナスですが(無料だから文句言っちゃいけないけど)、メトロノーム代わりにはなります。

さて、なぜこのようなアプリが必要なのか?

実は自分程度の腕前では一曲通して弾くとたいがい何カ所か微妙に間違うので、一発どりがそこそこ成功するまでやると何十回も取り直さないといけません。しかし、このアプリを使うと曲の最初から順番に何小節かに分けて少しづつ録音することで確実に大きなミスを避けた演奏ができるのです(と言ってもリズムの入るタイミング少しずれたりもするのですが 笑)

これで録音した、「ルパン三世愛のテーマ」のギター伴奏がこんな感じ

あ、バックグラウンドになってる絵はルパンのエンディング風のを自分が鉛筆で書きなぐったものですね(笑)。
アプリで録音したものを”iPhone5s”で再生しつつ”iPhone8”にこの絵を見せながら動画を撮る、と言う方法で作成、最後の方のファイルコンバートが超アナログな方法です(笑)。

録音トラックは3チャンネルありますが、コード演奏を切れ目なくつないでいくのに2チャンネル使っているので、実質的にはギター2重奏(コードとオブリガード・ソロ)+リズムです。

このギター伴奏はもともとTwitter上でのやり取りから録音することになったのですが、こうやって聴いてみると自分の演奏のダメな部分を嫌というほど自覚することになります(笑)。しかし、これは演奏力向上の第一歩。どのような形であれ自分の演奏を残していくのは大事ですね。

その機会を与えてくださった、@kaisetsuinNさんと ”Take Creative Vocal Recorder”に大感謝です!