先日、C8に0.63×レデューサーを使いました。
このレデューサーとCMOSカメラの距離を11cmくらいにしたときに、設定どおりの0.63倍くらいになるのですが、周辺減光が出るのと最周辺の星像が少し歪むのが不満でした。
この画像では拡大してないのでわかりませんが、やはり最周辺はコマ収差が少し出ます。強拡大しないとわからないし、電視観望だからまあ、いいっちゃいいんですが。ひょっとしたらもう少しレデューサーと焦点面を離したらコマが補正されるんじゃないかと思って・・・
さて、この晩は晴れたり曇ったりしているけど、晴れ間を見つけてASI294MCとAZ-GTiで電視観望!
西の方が晴れてそうだからM17.
この状態だと、0.6倍くらいになるようです。ノーフィルターでバックグラウンドがかぶっていることもあるのですが周辺減光は相当激しくなってしまいました。拡大しないと分からないのですが、周辺のコマ収差も強くなっています。
おっ、次はM27のあたりがいけそうだ。
高度が高いとバックグラウンドがあまりカブらないので周辺減光は目立ちませんね。さらに、この画像ではピントが甘く、周辺像の乱れも分からなくなっています・・・ってこれじゃダメなんだけど(笑)
では延長筒をひとつはずし、もうちょっと焦点面とレデューサーを近づけて約9cm。
あー、こっちも薄雲ってますね。コントラスト悪いしバックグラウンドもムラムラになってます。
周辺星像はだいぶよくなりましたが、やはり少しコマは出ますね。
えーっと、南しか晴れてないから、あとはNGC253か・・・
この後、雲が拡がって星は何とか見えているんだけどプレートソルブが成功しなくなってしまいました。今日はここまで。
結局、設計値通りの0.63×で使うのが一番良像範囲が広そうです。
結論
レデューサーの縮小率は素直に設定どおりに使え!
ということでした(笑)
当面はC8は20cmF6.3で使うことになりそうですが、先日ピクセルサイズ5.8μmのASI482MCを予約しましたので、これと組み合わせるのが楽しみです。1/1.2”センサーなので、今回、ASI294MCの4/3”センサーで問題になった周辺減光も周辺星像の歪みもそれなりにクリアされるでしょう。さらに、F6.3をカバーしてくれるであろうIMX482センサーの高感度がシステムの汎用性を無茶苦茶上げてくれると期待!
コメント
コメント一覧 (12)
従来品の最高感度センサー (224/385) 比、約 2倍の感度
ダイナミックレンジ、かなり広い etc
かなり高性能の様子ですね!
uwakinabokura
がしました
6月からブログを拝見しています
レデューサーについて勉強させて頂きました
先日
C5を購入して純正の0.63xとASI 294MCをつなげたのですが
ミラーシフトの場合 最適な引き出し距離が分からない・・・
ことに気づきました
ブログからC8で110㎜とのことで
「結構長いな・・」と感じました
推測ですが シュミカセは天頂プリズムを使うことを前提に
設計されているように感じました
以上 長文で申し訳ございません
明日の「星もと」晴れると良いですね
uwakinabokura
がしました
そうですね 本来の目的ですから
なれない鏡筒を購入して
考えすぎたのかもしれません
シベットさん ありがとうございます
C5を購入したのは稼働率を上げるためでした
小型で軽く 温度順応も早そうですしね
晴れた夜に気軽に使えるベランダ鏡筒を目的としています
まずは 晴れてくれなければ です
uwakinabokura
がしました