というわけで先日レデューサーと焦点面の距離を最適化しました

SP140SSの星像を検証します。
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架台はAZ-GTI、ASI294MC、SV165+SV905+PHD2によるオートガイド、
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さらに今日はピンクムーン翌日の月齢16でバックグラウンドが明るいので最初からIR640proフィルターを使ったHa~近赤外電視観望です。

まずは星像の確認。画面の中央部を800%に拡大すると・・・
tyuuou
お、いいですね。微光星は3ピクセル、ちょっと明るい星は4ピクセルくらい? 462センサーが1ピクセル4.6μmとすると13.8~18.4μm。まずまずと言えます。
さらに周辺像、こちらは画面の右下の拡大
migisita
5ピクセル、23μmくらいでしょうか? これも悪くないですね。ただし画面中央のような微光星は見えません、少し星像が膨らんで薄まってしまい、その結果写ってないのではないかと考えました。

視野中央から周辺までこの星像ですと、それなりにプアマンズ・イプシロンと言っていいのではないかと考えられましたが・・・

全体を見ると
leo triplet 4s gain390 IR640proFilter スタックなし1枚画像
leo triplet 4s gain390 IR640proFilter
これ、いくら何でも周辺減光がきつすぎやしませんか?
うーん、どっかでケラれているのだろうか・・・前に使っていたNo4レデューサー(焦点面との距離を42mmにしたた仕様 ちなみに今回使ってるのは距離が30mm)ではこんなに周辺減光出なかったです。
仕方ないので中央拡大でライブスタック。
leo triplet 8s gain390 IR640proFilter 24stack
leo triplet 8s gain390 IR640proFilter 24stack
ま、電視観望としては悪くはないです・・・悪くないんですけど、中央拡大が前提になってしまうとせっかくのASI294MCの4/3”というラージフォーマットが無意味に・・・お手軽電視観望の志向としては少々周辺コマ出ても周辺減光少ない方がいい? あるいは1/1.2”センサーぐらいの広さならちょうどよいイメージサークルになる?
うーん、せっかく苦労して改造したんだけど294の4/3”で使うこと考えたら、元の仕様に戻した方がいいのかな?
これはプチ自滅かも?(笑)

さて、それはともかくM66の部分を拡大してオートガイドの調子を見ます。
m66 8s gain390 IR640proFilter 142stack
SV905Cの露出時間は0.5秒。若干ガイドが行ったり来たりしていたので星がちょっと左右に伸びてますね。SV165の焦点距離は120mmだけどもう少しflの長いガイド鏡にしたらこの辺の精度上がるのでしょうか? こちらももう少しブラッシュアップする必要がありそう・・・

ところでSharpCapの新機能、「天体名」を使うと
tentaimei
こんな感じにすげーたくさん表示されました。何かアイアンマンのモニター画面みたいな状態(笑)
しかし、こうやって見ると、今まで小さな星に見えたものが実は銀河であった、と理解され大きな意味を持ってくるわけですね。

と、そんなこんなでやってたら、お約束のH2O分子雲が・・・
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で終了。まあ、最低限の検証はできたので、よしとして。

プアマンズ・イプシロン、半分は成ったけど半分は不発、って結論になるのでしょうか?
いや、まだだ、まだ終わらんよ!(笑)