何と言ってもSVBONY初の3枚玉アポ、鏡筒単独では10万を切る値段で天文ファン大注目のアイテムです!
この企画では、わたくしを含めた5人のレビューアーがそれぞれの視点でSV550のインプレを述べて行きますが、1人目のぼすけさんの動画第一弾が既に公開されており、ご覧になった方も多いかと思います。
(アポクロマートの何たるかを学べる優れた動画です。さらに第2弾以降も公開される予定!)
鏡筒の詳細については、ぼすけさんの動画をご覧いただくとして、レビューアー2人目のわたくしシベットと致しましては、SV550の近赤外結像、特に可視光と同焦点になっているか、C線F線の焦点一致状況、さらに実際に電視観望に使った場合の性能や使い勝手を中心に、当ブログにて数回にわたって取り上げて行こうかと思いますので、よろしければお付き合いください。
さて、今回お借りしたSV550には専用の1.0×フラットナーが付属していました。おそらくフルサイズカバーを意識しているであろう径の大きなものですね!
さて、それはともかく鏡筒に取り付けた状態。
いったんフラットナ―をはずし、まずは対物レンズのみの状態で4/3"センサーのASI294MCを接続します。
これで右上を800%拡大。
試しに、ここでデフォーカスして周辺にピントを合わせて見ますと。
で、その像面湾曲を補正して中央と周辺の焦点を一致させてくれるのがフラットナ―。
フラットナ―を入れてみました。
さらに、レデューサー後端から焦点面までの距離をメーカー指定値の55mmにしなければなりません。
(SVBONYの商品ページより引用)
これ、冷却CMOSやデジタル一眼を使ってる人は普段通りのアダプターで接続すると最適位置になるらしいのですが、当方のようにローコストの非冷却CMOSですと少し手間がかかることになります。
できればフラットナー後端から直接CMOSのT2ネジに接続できるアダプターが付属していたら便利だと思いました。
さて、フラットナ―付きのフル視野。
厳密に言うとフラットナ―なしの時より、ごくわずかに拡大されているようで、だいたい×1.008くらいになるでしょうか(笑)。もちろん誤差以下の数値なので、×1.0と公称して全く問題ないと言えましょう。これの中央800%拡大と、
さすが専用フラットナ―、周辺部のピンボケを見事に解消しております! まあ、こういうの実際の星像にどのように反映してくるかが問題ではありますが、この画像を見る限り相当のシャープな像が期待されます。しかし、それはまた後日。
この後、BelOMOのルーペアイピースを取り付けて眼視で山の木々を見てみましたが、予想通りのシャープネスとコントラストで眼視性能にも大きな期待が持てました。
と言うわけで、今日のところは「予告編」的な内容になりましたが、天気になり次第、実際の星で検証を進めて行きたいと思います!
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余談ですが、SVBONYの商品名って、SV305だの、SV503だの、SV550だの、どれがどれかイメージ湧かないし、間違いやすいから何とかしてくれないですかね?
まあ100歩譲って「SV」は仕方ないとして、せめてSVドラゴンとかSVライガーとかSVポセイドンとか・・・(笑)
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