夕方曇っていたので別の事やっていて午後11時頃寝ようとしたのですが、寝る前にふと外を見ると、晴れている・・・しかも雲一つない快晴 ちょっと疲れていたので迷いましたが少し電視観望をやることにしました。たぶんすぐ力尽きるので(笑)短い時間でできることと言えば・・・そうそう、Apollo-MMAXによる50mmHa単色光電視観望をまだやってないや。

前にApollo-M MAXと165mmF2.8 との組み合わせでHa単色光観望をやったのですが、フルサイズ換算400mmだったので、もう少し画角の広さが欲しい感じはありました。そこで、CanonFD50mmF1.4 との組み合わせではどれぐらいの画角が得られるか試してみようと言うものです。
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Apollo-M MAXの1.1型センサー(14.5×9.9mm)ですと50mmでの画角は16.5×11.3°となります。35mmフルサイズ換算だと120mmですね。さらに沼澤茂美さんの「THE DEEP SKY」ではfl=300mmのシュミットカメラに∮55mmのフィルムフォルダーですから画角は∮10°。画角だけでいうとこれがすっぽり入る広さを確保したことになります。

Apollo-M MAXに接続した50mmF1.4はF2まで絞り、AZ-GTiで導入追尾します。フィルターはHa7nm、SharpCapによる画像処理です。
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さっそく夏の銀河に向けます。

M8-16 gain525 16s 12stack Ha7nm filter
M8-16 gain525 16s 12stack Ha7nm filter
さすがに広い! M8から16までが余裕で入りました。しかし単色光だとF2でもそれなりに露出時間がかかりますね。

北アメリカ-サドル gain525 16s 5stack Ha7nm filter
北アメリカ-サドル gain525 16s 5stack Ha7nm filter
こちらもかなり広い範囲をカバーできますが、経緯台の天頂付近は視野回転が激しく、斜めにブラックアウトし始めているのがわかります。

網状星雲 gain525 16s 23stack Ha7nm filter
網状星雲 gain525 16s 23stack Ha7nm filter
これはスケールが小さ過ぎてあんまり面白くないかな。

あと、ハート&ソウルは屋根の影になっているからまだ見られないか。
視野が広すぎると対象が「一網打尽」になるので意外と見るものがないのに気づきました。いや、天の川に沿って順番に見て行ったりしたらよかったのかな?

ま、とりあえずHa単色光観望の個人的最大目標である、おうし座の超新星残骸、シメイズ147がいい感じで入りそうなのは分かりました。

しかし、この時点で午前1時前、予想通り力尽き始め、もはや意識を失う寸前(笑)。

ここ最近にはない快晴でしたが「わしは天文趣味の奴隷ではない」と変な理屈をつけて5分で撤収、そのまま爆睡したことでした(笑)。