野草を天ぷらにして食べてみるわけです。
今回は3種類。

①オオバコ
どちらかと言うと薬草としての用途が多いと思います。
これは若くて柔らかそうな葉を取って来て揚げる。
おひたしにするとややクセがあるけど、天ぷらにするとそれが全くない。
普通に美味しく食べられる。

②カキドオシ
これはシソ科の植物なので、生の葉をちぎって嗅ぐと強烈な臭いがする。
僕はこの臭い嫌いじゃないけど、かなり多くの人が「臭っ!! 」って反応をすると思います。
天ぷらにすると、その臭いが「適度な香り」になって、おおいに結構。

③スギナ
春になったらツクシが生えてくる、その母体になる奴ね。
雑草としては非常に難渋する、繁殖力の強い植物だ。
これも先端部分のできるだけ若いところを取って来て揚げる。
すると、非常にミニサイズのかき揚げのような外観になり、パリパリして美味しい。
と言いますか、単に衣の食感を楽しむ感じで、スギナそのものはアッサリなのでほとんど自己主張をしない。
これだったら、何揚げても同じじゃねーですか感も漂う・・・(笑)。


というわけで、毒じゃない植物だったら若い部分を揚げれば何でもかんでも食べられるんじゃないですか、って感じでした。天ぷらという調理方法の懐の深さに感じ入りました次第です。
しかしまあ、「本気で飢えを満たすための主食とする」には相当力不足ではあります。
何といっても、天ぷらっていう調理方法自体が、「揚げるための油」と「小麦粉他で作ったコロモ」をメインの「食いごたえ」としてますからね・・・

まあ、季節のものを風流に食べる、っていった趣でしょう。


僕の目的は、主食を野に求める、なので、その探索はまだまだこれからですね。