本物の古武術バスケットボールを見た。

もちろん、アイシンAWウイングスの小磯典子選手だ(ちなみにご本人とは面識ありませんが)。
というのも高知で、日本航空VSアイシン(日本航空がホーム扱い)のJBL・Wリーグ公式戦が行われたのです。

当然、ウォームアップから小磯選手に注目です。
他の選手がシュート練習している中、ボールをゆっくりとドリブルしながら、感触を確かめるようにハーフライン上を歩く、というのに結構長い時間をかけておられました。

そして、シュート練習に入ると、やっぱりちょっと他の選手と打ち方が違いました。

ジャンプシュートなんかだと、他の選手はボールをリリースする時に体が伸び上がって、体全体でボールを押し上げて飛ばしている(よく言えば力強い)のに対し、小磯選手はボールを離す瞬間、まったく力みなく体(上半身?)が下がるんですね。
何というか、ボールを飛ばした反作用で体が下がる感じ。
これは、レイアップシュートになってもそうでした。

そしてフックシュート!
実はフックシュート自体初めて見たのですが、体を完全にリングに大して横向きを保ち、外側から頭の後ろ辺りを回り込むようにして打つ。

すごい・・・鳥肌が立ちました。
と言うか、そもそもあれ、フックシュートなんでしょうか?

家に帰ってから、アブドル・ジャバー(「死亡遊戯」で有名 笑)やマジック・ジョンソンのフックシュート動画(これらもスゴイ)を見たのですが、リングに大して横向きの姿勢から正面を向くという流れの中で打っています。

小磯選手は完全に横を向いた状態のまま少しジャンプして、やはりリリースの時には体が少し下がるように打ってます。全然違うシュートに見えました。
これがプロレス技なら、「ノーザン・トルネード・シュート(適当 笑)」とかオリジナルな名前が似合いそうです。

ウォーム・アップが終わるといよいよ試合開始ですが、僕は「微妙に関係者」のため、ここで会場入り口に移動し、チケット・モギリ作業。
試合会場に戻って観戦を始めたのは、第3ピリオドの開始直後くらいでした。

試合の場面になると、さすがに選手の動きは目まぐるしく、僕のような素人では選手の動きを捉えるどころではありませんでしたが、小磯選手はリング下で体を張り、リバウンド、アシスト、また自らの得点と大活躍。チームも勝利しました!

そうそう、試合の中でもフックシュートを決めたのを一回見ることができたです。
カコイイ!!!