何とか形になりました。

現状、今回製作の微動棒とノーマルの微動棒が両方ついてますが、ノーマルの方は、クランプフリーにしてあります。



鏡筒への取り付けは、H-100型の鏡筒バンドで。



最終的には鏡筒に穴を開けてシンプルに取り付けますが、失敗して無駄な穴を増やしたくないので、使用しながら最適な位置を決めるためにこうしました。

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連結部分は、キャスターの車輪の両端を切り落として使ってます。
微動にはW5/16のズンギリネジを使用。
これをノブスターで回転させます(ネジの方が回るタイプ)。

アーム部分は1辺50mm、3mm厚の角パイプで作りました。
非常に頑丈です。
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これの端っこを三脚架台とフォークに挟み込んで止めます。

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このアームには、25mmの穴を3つ、32mmの穴を2つ開けてあるので、

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このように、アイピースを置くことができます。

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これは使う前から便利な予感!(笑)

クランプは4mmの蝶ネジで。

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見た目は華奢なかんじですけど、すごくしっかり止まります。

さて、実際に惑星観望には使ってないのですが、地上の風景を見る限り、この改造で上下方向の振動は撤廃しました。
しかし、今度は水平方向の振動が(少ないけど)目立つように。
結局、どこかが強くなると、弱いところに逃げるんですね。
しかし、今までで一番振動が少なくなってはいますので、まずは成功、といったところでしょうか。

今回、微動棒と鏡筒の連結部分に、キャスターを使ったのですが、ここのガタが結構ありますので、作り直した方がいいかもしれないです。まあ、この辺は実際に惑星に使ってみてから、ですが。

あと、これは最初から分かってたんだけど、フォークの支点から微動の位置が遠くなったので、減速比が高くなり、たくさん回さないといけなくて、面倒くさい(笑)。

最悪、今回作った微動の方をクランプフリーにし、ノーマルの微動を使う、という手もありますが。
この状態でも、長い微動棒が振動キャンセラーの機能を果たし、振動少なく使えました。



いや、丸2日かけて作った微動装置がそんな使い方じゃ、さすがに寂しすぎるか・・・(笑)

(何か、画像がピンボケばかりですいません)