MEADE DS115 です。ジャンクで安く手に入れました。
以下、ジャンク品であることを考えに入れてお読みくださればと思います。
DS115ECというオートスターつき(?)か何かの電動のやつもあるみたいですが、これは手動。
あるいは、モーターが欠品したやつかもしれないですが、その辺はよくわかりません。
垂直微動
水平微動ともウォームによる全周微動です。歯数が少ないのでちょっと回すだけでも結構たくさん動きます。
この操作感覚は悪くはないですね。
・・・・しかし、三脚もヘナヘナで、鏡筒バンドがプラの上、フォークとの連結部分に遊びが大きく、架台部分に大きな問題があると言えます。
とにかくフニャフニャで、対象を導入してもすぐ動いてしまい、非常に使いにくいです。
微動があるので何とかなってますが・・・・
フォーク部分は金属製でガッチリとしています。
クエーサーのフォークなんかよりは、だいぶ強いです。
フォーク以外の部分にも、これだけの剛性があればずいぶん良くなると思うんですが、たぶんこの辺が「コストの壁」なんでしょうね。
ちなみに、水平・垂直とも「目盛環」があるので、前にやった「昼間の木星を観る」
http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/26912280.html
なんかはそのまま出来そうです。
さて、ちょっと困ったのが、アイピースアダプターが欠品していたこと。
これは見落としていました・・・・
この状態では2インチアイピースもつけられません。
しかたがないので、自分で適当に径合わせの部品を作成。
とりあえず、24.5mmのアイピースがつけられるようにしています。
ファインダーは前と後ろのリングでそれぞれXYに調整します。
ま、ファインダー自体は対物が単レンズなんで、ボケボケです(笑)。
惑星の導入くらいにしか使えないですね。これならスポットファインダーのほうが使いやすいと思います。
さて、光学系、
斜鏡調整部分は直径25mmくらい。しかし斜鏡セルがもう少し径が大きくて中央遮蔽は28mmくらいでしょうか。
主鏡セルをはずして見ました。
バネで突っ張って、六角レンチを三方向から押し引きして光軸をあわせる方式。まあまあ合わせやすいです。
さて、主鏡のメッキはちょっと曇ってます。径は公称115mmなんだけど・・・・実測は
これ、どうひいき目に見ても113mmがせいぜいでしょ!
こういう「サバ読み」はよくないなあ・・・・(笑)
このクラス普通の奴が「114mm」なんで、それよりちょっとでも大きい! とでも言いたかったんでしょうか・・・・
よくある、114mmF8の鏡と並べるとこんなかんじ。
左のがミード。右のはオルビィスで買った114mmF8の鏡。
ミードの方がちょっと厚みがありますね。材質も同じく青板なんだけど、ちょっと質感が違ってました。
(ちなみにオルビィスの方は、実測でもきっちり口径114mmありました)
さて、このDS113・・・・いやDS115(笑)で土星を見てみたらですね・・・・・・これが、よく見えたのです!
メッキがちょっと曇ってたので、像は暗めなのですが、本体模様、カッシニも楽勝! 10cmF10田口鏡との比較では、コントラストなどわずかに劣るのですが、それほど遜色なく、なかなかに大健闘!
これなら普通に惑星観望に使えますね!
日が暮れきってない状態での月面も、この通りシャープなイメージでした!
よく見えたので、実は鏡面が素晴らしいのでは? と思いフーコーテストをしてみたら・・・・
こんな面だったのか・・・・
一応、球面なんでしょうけど、他の鏡では見たことない「多重リング(?)」がありますね。
手磨きではこういうリングはできにくいんだったかな?
アメリカのことだから、ピッチ磨きも機械研磨で大量生産するんでしょうかね?
あ、でも鏡筒には台湾製って書いてたしなあ・・・・
しかし、こういう鏡面でもあんなに良く見えるということは、114mmF8くらいのスペックでは、これで問題ない、ってことなんでしょうね。
ちょっと勉強になりました。
あ、それから、フーコーテストの結果、焦点距離は、904mmでした。
なので、この望遠鏡の主鏡は、
公称 D=115mm fl=910mm F7.9 ですが
実測 D=113mm fl=904mm F8.0 と判明いたしました!
適当だなあ・・・・いかにもアメリカ的ですね(笑)
以下、ジャンク品であることを考えに入れてお読みくださればと思います。
DS115ECというオートスターつき(?)か何かの電動のやつもあるみたいですが、これは手動。
あるいは、モーターが欠品したやつかもしれないですが、その辺はよくわかりません。
垂直微動
水平微動ともウォームによる全周微動です。歯数が少ないのでちょっと回すだけでも結構たくさん動きます。
この操作感覚は悪くはないですね。
・・・・しかし、三脚もヘナヘナで、鏡筒バンドがプラの上、フォークとの連結部分に遊びが大きく、架台部分に大きな問題があると言えます。
とにかくフニャフニャで、対象を導入してもすぐ動いてしまい、非常に使いにくいです。
微動があるので何とかなってますが・・・・
フォーク部分は金属製でガッチリとしています。
クエーサーのフォークなんかよりは、だいぶ強いです。
フォーク以外の部分にも、これだけの剛性があればずいぶん良くなると思うんですが、たぶんこの辺が「コストの壁」なんでしょうね。
ちなみに、水平・垂直とも「目盛環」があるので、前にやった「昼間の木星を観る」
http://blogs.yahoo.co.jp/jzd01063/26912280.html
なんかはそのまま出来そうです。
さて、ちょっと困ったのが、アイピースアダプターが欠品していたこと。
これは見落としていました・・・・
この状態では2インチアイピースもつけられません。
しかたがないので、自分で適当に径合わせの部品を作成。
とりあえず、24.5mmのアイピースがつけられるようにしています。
ファインダーは前と後ろのリングでそれぞれXYに調整します。
ま、ファインダー自体は対物が単レンズなんで、ボケボケです(笑)。
惑星の導入くらいにしか使えないですね。これならスポットファインダーのほうが使いやすいと思います。
さて、光学系、
斜鏡調整部分は直径25mmくらい。しかし斜鏡セルがもう少し径が大きくて中央遮蔽は28mmくらいでしょうか。
主鏡セルをはずして見ました。
バネで突っ張って、六角レンチを三方向から押し引きして光軸をあわせる方式。まあまあ合わせやすいです。
さて、主鏡のメッキはちょっと曇ってます。径は公称115mmなんだけど・・・・実測は
これ、どうひいき目に見ても113mmがせいぜいでしょ!
こういう「サバ読み」はよくないなあ・・・・(笑)
このクラス普通の奴が「114mm」なんで、それよりちょっとでも大きい! とでも言いたかったんでしょうか・・・・
よくある、114mmF8の鏡と並べるとこんなかんじ。
左のがミード。右のはオルビィスで買った114mmF8の鏡。
ミードの方がちょっと厚みがありますね。材質も同じく青板なんだけど、ちょっと質感が違ってました。
(ちなみにオルビィスの方は、実測でもきっちり口径114mmありました)
さて、このDS113・・・・いやDS115(笑)で土星を見てみたらですね・・・・・・これが、よく見えたのです!
メッキがちょっと曇ってたので、像は暗めなのですが、本体模様、カッシニも楽勝! 10cmF10田口鏡との比較では、コントラストなどわずかに劣るのですが、それほど遜色なく、なかなかに大健闘!
これなら普通に惑星観望に使えますね!
日が暮れきってない状態での月面も、この通りシャープなイメージでした!
よく見えたので、実は鏡面が素晴らしいのでは? と思いフーコーテストをしてみたら・・・・
こんな面だったのか・・・・
一応、球面なんでしょうけど、他の鏡では見たことない「多重リング(?)」がありますね。
手磨きではこういうリングはできにくいんだったかな?
アメリカのことだから、ピッチ磨きも機械研磨で大量生産するんでしょうかね?
あ、でも鏡筒には台湾製って書いてたしなあ・・・・
しかし、こういう鏡面でもあんなに良く見えるということは、114mmF8くらいのスペックでは、これで問題ない、ってことなんでしょうね。
ちょっと勉強になりました。
あ、それから、フーコーテストの結果、焦点距離は、904mmでした。
なので、この望遠鏡の主鏡は、
公称 D=115mm fl=910mm F7.9 ですが
実測 D=113mm fl=904mm F8.0 と判明いたしました!
適当だなあ・・・・いかにもアメリカ的ですね(笑)
コメント
コメント一覧 (8)
私が知りたいことが全て書かれています(笑)
操作性や見え味だけでなく、主鏡の材質、主斜鏡光軸調整機構の詳細、
そしてフーコーの画像まで(感動~)
こういった鏡筒のミラーのフーコーの画像をアップしてくれるのは、
世界広しと言えども、ここのブログだけかもしれません。
しかし、113mmとサバを読んでいてもFはきっちりと帳尻を合わせてくる、
というのはおもしろいですね(ただの偶然だと思いますが)。
ビクセンのオズマRJも、主鏡の光軸調整がバネを使った3本のネジでした。
確かに調整はやりやすいのですが、逆にがっちりと固定できないので、
簡単にずれてしまいますね。
uwakinabokura
がしました
昔、(押しネジ2本引きネジ1本)×3 の調整機構を作ったことがありますが、これは本当にガッチリしていて、全然ずれませんでした。しかし、調整が面倒でしたので(笑)、結局、その後は調整のしやすい3点バネ式を良く使ってます。
さて、当ブログの展開に過分なお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます(笑)。
たぶん、DJさんと僕とでは望遠鏡について「知りたいポイント」がかなり共通しているのではいかと思います。
今後とも「B級」をメインに運営していきますので、またご訪問くださればうれしいです!
uwakinabokura
がしました
uwakinabokura
がしました
反射鏡は流水で表面のほこりを落とした後、石鹸水で優しくなで洗いし、再び流水ですすいで水滴をティシュ等で吸水(拭かない)するとよいと思います。
磨き粉は表面のメッキを削りますので絶対にNGです。
一回傷がつきますと、もう消せないと思ってください。
車のボディの細かい傷をコンパウンドで磨いて消すようなことはできないです。
屈折のレンズは表面のコーティングが傷付きやすいので、基本「触らない」につきます。どうしてもクリーニングしたい場合はこのようなサイトが参考になります。
https://recreation.pintoru.com/astronomical-telescope/care-and-storage/
uwakinabokura
がしました
御教示下さいまして有難う御座います。解体後に組立て見たのですが鏡の向き調整が全く合って内容で天体の本が有れば題名と値段等を教示下さい。ほんとうのド素人です。
uwakinabokura
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すみません、初心者向けの天文書籍で今売ってるのが、どれがいいかよく知らないので、おすすめできる本がありません。
ウエブサイトなら
http://ryutao.main.jp/telescope_looking.html
などがいいのではないでしょうか。
ここにも書いてますが、やはり月面から始めるのがいいと思います。
その他にも「 天体観測 初心者 」などで検索すれば、いろいろ知識を増やすことができるはずですので、がんばってください!
uwakinabokura
がしました
度々の回答下さり有難う御座います。ウエブサイト並び天体観測初心者で検索して見ます。
uwakinabokura
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調べていくのも面白いところなのでぜひ楽しんでください!
uwakinabokura
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