酒居さんとパンスターズ彗星を見たあと、55cmトラス式ドブソニアンを見せてもらいました!

超薄型のポンセットマウントに中華テーブルのベアリングがのり、さらにその上に工事用のバリケードを溶接でつないだ経緯台のフォークが載っています。

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ドブソニアンでも架台部分が合板製のやつはすごい重いんですけど、これは12kgくらいだったかな、すごく軽く出来ています。おそらくこのクラスのドブ架台としては最軽量でしょう。
もちろん、軽いからといって剛性が不足しているということもなく、大口径ドブソニアンの架台を自作するに当たって、最良の選択肢のような気がしました。

さて、このフォークに耳軸部分を載せ、順番に組んでいきます。

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左下のはトップリングに主鏡セル、トラス用のステンレスパイプなどです。

約20分で組みあがります・・・・・このクラスの移動式望遠鏡としては「神速」と言っていい速さでしょう!



主鏡は55cmF5なので、焦点距離は2750mmを超え、接眼部の位置もかなり高くなりますね。
ちなみに、今回はこの55cmを見せてもらうつもりだったので、自分の50cmは持って行っていません。

酒居さんと言えば、難易度の高い工作を「さらりと」こなされることで有名ですが、製作10年以上になろうかというこの55cmも常に進化を続けています。

また、個性的なアイディアも数多いです。

たとえば、これ。トラス式の迷光を防ぐ、「迷光防止板」(?)です。

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この画像ではちょっと分かりにくいのですが、通常考えられる「接眼対面部」ではなく、斜鏡の直後に入っています。もちろん光路状に障害物が増えることになりますが、板が光軸に平行に置かれているので、その影響は最小です。

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さて、このアイディア満載の望遠鏡を見せてもらいます。
まだ月があるので、まずは木星。

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この素晴らしい写真はもちろん酒居さんによるものです。
データ:2013年3月15日20時26分08秒からの122秒間EOS Kiss X4, Crop 640x480@60fps55cmドブソニアン, 2倍バロー, 合成焦点距離 約6900mm露出1/60秒ISO2007320フレームから512フレームをRegistax-6でスタックしウェーブレット処理ホワイトバランスは太陽
さすがの仕上がりですね!


月が沈んだ後は、DSOめぐりです。

Hβフィルターでの馬頭星雲は楽勝、カリフォルニア星雲も確認し、M42は青から赤への極彩色の世界。

今回印象深かったのはこれですね。
NGC 3190, 3185, 3187, 3193です(例によって、WEBで拾った天文台の写真を画像処理し、眼視スケッチ風にしてみました)。

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NGC 3190(一番明るいやつ)の暗黒帯は、さすがにここまではっきり見えないですが、右下のNGC3187ですか、これの角(?)の部分が両端ともに見えたのが印象的でしたね。
各銀河の構造が違っていて、非常に面白いです。

そして、M51!

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渦巻きの腕は1周半、伴星雲の構造まで見え、圧巻でした!

山頂なので透明度はもちろん、気流の状態もよく、この場所が50cmクラスの運用には最適である、ということを認めざるを得ませんでした。

そう、50cmクラスでは、倍率が高くなるので、透明度はもちろん気流の状態も良くないと、そのパフォーマンスを発揮できないのですね。

次の新月には、50cmも梶ケ森に持って上がらないとな、と思いました!