アイピースとフォーカサーの距離をとれば、、「 3インチEr-H75mm 」でも2インチ接眼部で何とかなるかな、と思ったのですが、実験してみるとやはりケラれが出てしまうようなので、 3インチ接眼部を作ります。
クレイフォード式にするか、ラック&ピニオン式にするかで迷ったのですが、アイピースが重いので今回はラック&ピニオンで製作します。
使うのは、VP75の肉厚管と、VU65の薄管です。VPの内径とVUの外径がだいたい同じなので、これに、古い24.5mmの接眼筒から取り出したラック&ピニオンをつけます。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112105757.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112122531.JPG
ハンドルのつまみなど、そのままでは干渉する部分がありますので、削ってあわせます。
VPのほうには、ラックギア( 棒状のほう )が通るためのミゾもつけないといけません。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112123044.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112124104.JPG
のこぎりで注意深くまっすぐに切り込みを入れ、やすりで仕上げます。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112132509.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112144104.JPG
これで組み立てることができました!
3インチ天頂ミラーに取り付け、月を見て見ます。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112144529.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112171022.JPG
ピント合わせの動作確認を行いますが、ちょっと硬いですね。まあ焦点深度が深いのでなんとか実用性はありそうですが・・・・・
やはり、高倍率では厳しいので、既成の2インチ接眼部も使えるようにします。合板を丸く抜き、正方形に切り取ります。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112162349.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112162658.JPG
この板を介して、塩ビのキャップに2インチ接眼部を取り付けます。これで、塩ビエルボーの3インチ天頂ミラーにそのまま差し込むことができます。
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112163302.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112163321.JPG
これにより「 3インチEr-H75mm 」と一体化た3インチ接眼部と、汎用2インチ接眼部が交換できるようになりました!
http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112170712.JPG http://space.geocities.jp/jzd01063/20140112170844.JPG
「 3インチEr-H75mm 」と「 XL40mm 」は、差し替えたときに、だいたい同焦点になるよう調整しています!
コメント