グレゴリー副鏡用の、「鏡面加圧システム」ですが、従来は裏面を円周で支えていました。


が、そのままではアスが出てしまいましたので、裏面を6点支持とし、押しネジで調整すれば、アスをコントロールできるのではないかな? と考えました。そこで、加圧システムの裏面を6点支持にする改造を行います。
Cクランプをはずし、6箇所に穴を開けます。


 この穴に爪つきナットを打ち込んで、裏からネジを入れます。


ネジの先にはフランジ付きナットを付け、植毛紙で鏡のガラスに対するワンクッションとします。


99mmF3.6の鏡を取り付けて・・・・・・


フーコーテスト行きます! ちなみにナイフエッジの写真はこんな感じでとってます。


さて・・・・・


やっぱりアスが出ますが、これは想定内。後のネジを「影がこう出ているから、こうかな・・・・」と締めたり緩めたりして鏡面の変化を見ます。
ちょっとしたネジの加減で鏡面の状態はかなり変わりますね。
しかし・・・・ 調整すれどもすれども、なかなかまともな影になりません・・・・・

1時間くらい必死にやってみたのですが、せいぜい、この状態どまり・・・


鏡面を見ながらネジを回せるようにすればもう少し追い込めるのかもしれないけれど、とにかく調整が大変な印象が残りました。もし、この方法でうまくいったとしても、運用面で問題が残るような気が・・・・こういった調整の煩雑さは、明らかに稼働率に影響してしまうものです。

とりあえず、グレゴリー副鏡はコスモキッズの76mmを想定に鏡筒を作りましょうかね。
結像がボケボケでダメだったら、もう覚悟を決めて副鏡は自作で・・・・あっ、言っちゃった(笑)。