ディナーは、Four & Twenty Blackbirds のトレーラーで。
黒い服のお姉さんがチケットと引き換えてくれます。
この日、木曜日のメニューはこんなやつ。
Garlic mashed potatoes
Seasoned Broccoli n Cauliflower
Tossed Salad with Balsamic Vinaigrette
Beverage
このようなシチュエーションで食します。
背景の雲がまさに絵になる、って感じで食卓を盛り上げます。
さて、ディナーも終わって、だんだん日が傾いてきたのですが、この日、木曜日のうちに挨拶しておかないといけない人物がなかなか会場に到着しません。
その人物とは・・・・・Mel Bartels! アメリカ北西部ATMの重鎮です。
http://www.bbastrodesigns.com/tm.html
彼は金曜日の午後に行われる"Noon Telescope Walkabout"のスピーカー(司会)なのです。
"Noon Telescope Walkabout"とはどんなものかというと、双望会でおこなわれている機材紹介とほぼ同じで、ギャラリーの前で自分の望遠鏡を説明していくやつです。
(2014年の様子 Melのウェブサイトより → http://www.bbastrodesigns.com/osp14/osp14.html )
これで、当方のコスモキッズ双眼を紹介すると言うのが、今回のOSP参加の目的のひとつになります。
自作望遠鏡を紹介したい旨あらかじめMelにメールを入れといたところ、
「木曜の午後に声をかけてくれ、だいたいRob's stumpの近くにユージーン天文同好会のメンバーと一緒にいるから」とのことだったので、木曜のうちに会って打ち合わせをしとかないといけないのです。
ちなみにRob's stumpとはこれ。OSPのシンボルのひとつ。
この切り株にもひとつの物語があります。
https://www.oregonstarparty.org/oregonstarparty/Everything/RobsTree.aspx
さて、しばらくしてこの切り株のところに行ってみると、どうやら一行は7時過ぎくらいに到着した模様。
これです! 6 inch F/2.8 Dob (手前) と 13 inch F/3.0 Zip-Dob (奥) 間違いない!
この人がMel Bartels!
自己紹介して握手を交わします。ユージーン天文同好会の皆さんも5人くらい紹介されました。
このZIP-DOBは13inchだから、32cmなんですよね。テーブルトップの32cmなんて信じられないです。
さらに、折りたためる構造になっているので
あとメニスカス・ミラー(シュミカセなんかの盃型ミラー)の採用や、各部のリブ構造を駆使し、総重量25ポンド(約11.3kg)。まさにウルトラ・ライト・ドブと呼ぶにふさわしいです。
この望遠鏡もやはり斜鏡がワイヤー支持になっていますね。
近いうちにこれの製作ノウハウを得たいものです。
何か、日本の升みたいなものが重なってますので何かと聞くと・・・・
このように、3つに分けて3点で望遠鏡の下に敷くものだそうです。
重なるのはもちろん収納時のコンパクト化・・・・・小技がききすぎてます!
このドブソニアンもMelの製作によるもののようです。20inchF4.8だから50cmですね。
http://www.bbastrodesigns.com/trilateral.html
当然、斜鏡はワイヤー支持。トップリングが変わった形をしています。
・・・・いや、トップトライアングルとでも言うべきでしょうか?
しかし、この望遠鏡のオーナーは、JerryOltion氏のようです。
JerryはSF作家さんで、やっぱりそれっぽい雰囲気の人です。ウィキペディアにも載ってました。
接眼部対面の遮光版の中央に穴が開いているので、なぜかと尋ねたら、
「わかんない。Melに聞いてくれよ(笑)」とのことでした。
製作者のMelは、「ここは斜鏡でかくれるので、穴が開いていても遮光には影響がない。あと、ここに穴があることで気流がおこらない」って言ってました。
しかし、Jerryも筋金入りのATMer(望遠鏡自作者)。ボールマウントの望遠鏡を数多く製作しています。
http://www.sff.net/people/j.oltion/
今回のOSPに持ってきていたのは、これ。
すいません、全体を捉えた写真がありませんでした。
くわしくはJerryのサイトにあります。
http://www.sff.net/people/j.oltion/trackball.htm
トラックボール、という名前らしいですね。
高級家具を思わせる架台に載っています。
そして、この架台の一番素晴らしいところは、モーターで恒星時駆動されるところです。
テフロンと思われるローラーが天の赤道に沿って配置され、この一点で駆動されるのでボールマウントがどの位置でも追尾できる理屈ですね。
このような追尾の方法は正直自分も思いついていましたが、ボールマウントの振り回しのスムースさと追尾のためのフリクションを両立させるのが難しいと思って、断念してました。
実用に供しているのはさすが、としか言いようがありません。
さらに、Frank Szczepanski氏の反射双眼です。
これは、2回反射の「直視反双」の数少ない自作例と言えます。
そして・・・・なんと奥側の主鏡に手前側より大きいものを採用しています! (奥側:30cm、手前側25cm)
確か、焦点距離の同じ異径の主鏡を誰かからもらった、ということだったかな?
この形式の2回反射双眼は、奥側の光学系に大きな斜鏡が必要となるので、中央遮蔽による光量損失が大きくなってしまうのですが、奥側に大径の主鏡を置くことでその問題を解決している、と言えます。
この2つのハンドルで手前側の主鏡を動かして、左右の像合わせをおこなうそうです。
これが接眼部。
目幅の調整は、左側の接眼部が一本脚の斜鏡ユニットごと、左右に動くことによっておこないます。
この構造だと、目幅の設定によってアイピースの高さが上下することになります。
そのため、アイポイントが微妙なアイピースは使えませんが、±5mmくらいの範囲なら大きな問題にはなりませんので意外と実用的な調整範囲は大きいです。
全体的に、実用的な「割り切り」のようなものが強く感じられる望遠鏡です。
それにしても、ユージーン市とは何と望遠鏡自作に熱い場所なのでしょうか・・・・・
MelもOSPのフォーラムで、
Oregon and the Pacific Northwest is a hotbed of telescope building and interesting ideas.
(オレゴンと北西海岸は望遠鏡作りと面白いアイディアの温床だよ)って言ってましたしね。
温床、って表現が面白いです。
この後、明日の"Noon Telescope Walkabout"の集合時間とかをMelに聞いて、2日目の日暮れを迎えました。
(2日目昼、やっと終了です!)
黒い服のお姉さんがチケットと引き換えてくれます。
この日、木曜日のメニューはこんなやつ。
Thursday
Beef brisket with red wine reductionGarlic mashed potatoes
Seasoned Broccoli n Cauliflower
Tossed Salad with Balsamic Vinaigrette
Beverage
このようなシチュエーションで食します。
背景の雲がまさに絵になる、って感じで食卓を盛り上げます。
さて、ディナーも終わって、だんだん日が傾いてきたのですが、この日、木曜日のうちに挨拶しておかないといけない人物がなかなか会場に到着しません。
その人物とは・・・・・Mel Bartels! アメリカ北西部ATMの重鎮です。
http://www.bbastrodesigns.com/tm.html
彼は金曜日の午後に行われる"Noon Telescope Walkabout"のスピーカー(司会)なのです。
"Noon Telescope Walkabout"とはどんなものかというと、双望会でおこなわれている機材紹介とほぼ同じで、ギャラリーの前で自分の望遠鏡を説明していくやつです。
(2014年の様子 Melのウェブサイトより → http://www.bbastrodesigns.com/osp14/osp14.html )
これで、当方のコスモキッズ双眼を紹介すると言うのが、今回のOSP参加の目的のひとつになります。
自作望遠鏡を紹介したい旨あらかじめMelにメールを入れといたところ、
「木曜の午後に声をかけてくれ、だいたいRob's stumpの近くにユージーン天文同好会のメンバーと一緒にいるから」とのことだったので、木曜のうちに会って打ち合わせをしとかないといけないのです。
ちなみにRob's stumpとはこれ。OSPのシンボルのひとつ。
この切り株にもひとつの物語があります。
https://www.oregonstarparty.org/oregonstarparty/Everything/RobsTree.aspx
さて、しばらくしてこの切り株のところに行ってみると、どうやら一行は7時過ぎくらいに到着した模様。
これです! 6 inch F/2.8 Dob (手前) と 13 inch F/3.0 Zip-Dob (奥) 間違いない!
この人がMel Bartels!
自己紹介して握手を交わします。ユージーン天文同好会の皆さんも5人くらい紹介されました。
このZIP-DOBは13inchだから、32cmなんですよね。テーブルトップの32cmなんて信じられないです。
さらに、折りたためる構造になっているので
(Melのサイトより)
非常にコンパクトにまとまります。あとメニスカス・ミラー(シュミカセなんかの盃型ミラー)の採用や、各部のリブ構造を駆使し、総重量25ポンド(約11.3kg)。まさにウルトラ・ライト・ドブと呼ぶにふさわしいです。
この望遠鏡もやはり斜鏡がワイヤー支持になっていますね。
近いうちにこれの製作ノウハウを得たいものです。
何か、日本の升みたいなものが重なってますので何かと聞くと・・・・
このように、3つに分けて3点で望遠鏡の下に敷くものだそうです。
重なるのはもちろん収納時のコンパクト化・・・・・小技がききすぎてます!
このドブソニアンもMelの製作によるもののようです。20inchF4.8だから50cmですね。
http://www.bbastrodesigns.com/trilateral.html
当然、斜鏡はワイヤー支持。トップリングが変わった形をしています。
・・・・いや、トップトライアングルとでも言うべきでしょうか?
しかし、この望遠鏡のオーナーは、JerryOltion氏のようです。
JerryはSF作家さんで、やっぱりそれっぽい雰囲気の人です。ウィキペディアにも載ってました。
接眼部対面の遮光版の中央に穴が開いているので、なぜかと尋ねたら、
「わかんない。Melに聞いてくれよ(笑)」とのことでした。
製作者のMelは、「ここは斜鏡でかくれるので、穴が開いていても遮光には影響がない。あと、ここに穴があることで気流がおこらない」って言ってました。
しかし、Jerryも筋金入りのATMer(望遠鏡自作者)。ボールマウントの望遠鏡を数多く製作しています。
http://www.sff.net/people/j.oltion/
今回のOSPに持ってきていたのは、これ。
すいません、全体を捉えた写真がありませんでした。
くわしくはJerryのサイトにあります。
http://www.sff.net/people/j.oltion/trackball.htm
トラックボール、という名前らしいですね。
高級家具を思わせる架台に載っています。
そして、この架台の一番素晴らしいところは、モーターで恒星時駆動されるところです。
テフロンと思われるローラーが天の赤道に沿って配置され、この一点で駆動されるのでボールマウントがどの位置でも追尾できる理屈ですね。
このような追尾の方法は正直自分も思いついていましたが、ボールマウントの振り回しのスムースさと追尾のためのフリクションを両立させるのが難しいと思って、断念してました。
実用に供しているのはさすが、としか言いようがありません。
さらに、Frank Szczepanski氏の反射双眼です。
これは、2回反射の「直視反双」の数少ない自作例と言えます。
そして・・・・なんと奥側の主鏡に手前側より大きいものを採用しています! (奥側:30cm、手前側25cm)
確か、焦点距離の同じ異径の主鏡を誰かからもらった、ということだったかな?
この形式の2回反射双眼は、奥側の光学系に大きな斜鏡が必要となるので、中央遮蔽による光量損失が大きくなってしまうのですが、奥側に大径の主鏡を置くことでその問題を解決している、と言えます。
この2つのハンドルで手前側の主鏡を動かして、左右の像合わせをおこなうそうです。
これが接眼部。
目幅の調整は、左側の接眼部が一本脚の斜鏡ユニットごと、左右に動くことによっておこないます。
この構造だと、目幅の設定によってアイピースの高さが上下することになります。
そのため、アイポイントが微妙なアイピースは使えませんが、±5mmくらいの範囲なら大きな問題にはなりませんので意外と実用的な調整範囲は大きいです。
全体的に、実用的な「割り切り」のようなものが強く感じられる望遠鏡です。
それにしても、ユージーン市とは何と望遠鏡自作に熱い場所なのでしょうか・・・・・
MelもOSPのフォーラムで、
Oregon and the Pacific Northwest is a hotbed of telescope building and interesting ideas.
(オレゴンと北西海岸は望遠鏡作りと面白いアイディアの温床だよ)って言ってましたしね。
温床、って表現が面白いです。
この後、明日の"Noon Telescope Walkabout"の集合時間とかをMelに聞いて、2日目の日暮れを迎えました。
(2日目昼、やっと終了です!)























コメント
コメント一覧 (9)
先週、カーネル/VM探検隊@名古屋 1回目に参加してきたのですが、楽しかったですよ。天文じゃなければ自作erの集会ってあちこちあって、やってみたことや考えたことを皆で発表するんです。若い人が普通に居る、若い人を排除しない、若い人を特別扱いしない(そもそも肩書きや資格や履歴すら気にしない)、みんなで楽しむ(批評しない)、それだけでいいはずなんだけどなと思って。
uwakinabokura
が
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楽しみでした。ドブは自作し易い機材なのでしょうね。
次回遠征地で、レベル2の天体にチャレンジしてみます。
uwakinabokura
が
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OSPはさすがに気軽に参加できる距離ではないですが、望遠鏡みたいなマイナーな分野でも日本とは別格の層の厚さを感じました。
カーネル/VM探検隊の内容はよくわからないのですが、やっぱり望遠鏡と比べたらだいぶ人口の多い分野なんでしょうね。
望遠鏡趣味は限界集落みたいなものなので、今後楽しい展開にできるかは若年層の増加にかかっているわけなのですが・・・・・
uwakinabokura
が
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当方はレベル1でも結構苦労しました。日ごろ、いかに偏った対象ばかり見ているかがよくわかりました。
レベル2からのチャレンジとはさすがですね。
達成されましたらブログ等に掲載されますか?
ぜひ拝見に行きたいと思います!
uwakinabokura
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uwakinabokura
が
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ちなみに、情報系の学会で学生会員が少なくて…、なんて話もあったりするんですが、これは天文と構図は変わらないんだろうなと思ってます。人口の多寡の問題じゃないと思います。
uwakinabokura
が
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日本では、スターパーティには、基本的に望遠鏡を完成させてから持ってきますよね。欠点の解決も極力行います。
でも、アメリカでは欠点が残っていても、極端な場合、未完成でも、発表できる雰囲気がありました。たぶん欠点を細かく突かず、いいところを認めていくと言う基本姿勢があるのだと思います。
アメリカ人は否定的な表現をほとんどしない、というのも今回教えてもらいました。否定をする場合も、肯定な表現で遠まわしにするようです。
uwakinabokura
が
しました
米国はさかいさんがおっしゃるようなカーネル/VM探検隊みたいな集まりがとても多いように感じますし、どんなものも受け入れるという寛容さがあると思います。
uwakinabokura
が
しました
今回、OSPだけでなく、いろいろな場所でアメリカ人の民意の高さやホスピタリティみたいなものを体験することができました。日本人はまだまだかなわない部分がありますね。
uwakinabokura
が
しました