さて、10時半からは夜の”Telescope Walkabout”です。
”Telescope Walkabout”は昼と夜では全然違っていて、昼のは前述したように機材紹介のプレゼンなのですが、夜のは、スタッフに連れられて、会場のいろいろな望遠鏡を見せてもらう、というアクティビティになります。

OSPは参加者それぞれが思い思いに星空を楽しむ、という傾向が強く(自分たちのいた会場の西の端だけの話かもしれませんが・・・・)、あまり人の望遠鏡を見に行ったりすることはなさそうでしたので、こういうイベントの存在はありがたいですね。

1週間の開催期間のうち、水・木・金の三日にわたって行われますが、それぞれが限定10名なので、昼間、インフォメーション・テントが開いている間に申し込んでおかなければいけません。後でOSPの公式ページで見ると三日ともに満員だったようですね。

10時半に開始しますが、まずはインフォメーション・テント前で参加者の出席が取られます。女性も多く、初心者の方がほとんどのようでした。さて、これからいろんな望遠鏡を見て回ることになります。

f5d69c65.jpg

(撮影:utoさん 今回の更新の写真はすべてutoさんによるものです)

この日のコンディションは、風向きによる山火事の煙の影響からか、滞在した3日のうちで最も悪く、M33が肉眼で確認できなくなっていました。しかし、上の写真の銀河の写りを見てみますと、充分観望できるレベルと思われます。日本での空の条件に近いでしょうか。

まずは、50cmクラスから始まって、次は63cm? だったかな、M1なんかを見た気がします(すいません、この辺はっきり覚えてません)。

で、最初のハイライトは、75cm!



このクラスになりますと、かなり高いラダーを登っていくことになります。
初心者と思われる女性たちや長女Cは当然慣れていないので、昇り降りに少し時間がかかってました。

このとき見せてもらったのは、網状星雲ですね。見た人は”Curved! ”(曲がってる! )なんて言ってました。自分の番が来て見てみると、長いほうのやつの部分拡大になってて、視野いっぱいにベールが広がっていました。本当は視野を振って全体を見てみたかったんだけど、架台が電動みたいなので自粛しました。
フィルターかかってるな、と思ってオーナーに聞いたら「Oxygen Three」(OⅢ)とのことでした。

で、このままどんどん口径が大きくなっていくのかな、と思ったらそうでもなくて、タカハシの赤道儀に載せた13cm? の屈折(鏡筒もたぶんタカハシ)なども見せてもらいました。下の画像の真ん中辺りにあるのがそうです。

81d4495b.jpg


「ああ、これは日本製だね、僕は日本から来たんだよ」、と言うと、
「ああ、知ってる。君の双眼鏡の発表を見たよ。よかったね」と返してくれました。ありがたいですね。
これで見たのはM13。屈折らしいコントラストのよさで切れ味鋭い像でしたね。

あと20cmシュミット・カセグレン(C8)や下の画像みたいな普通サイズのドブソニアンもありました。

fe5b2150.jpg


画面の中央上にM31、右側に人工衛星と思われる軌跡が写ってます。
どうでしょう、これでも40cmクラスですかね。望遠鏡の右下に風呂のイスみたいな台がありますが接眼部の位置が一番高くなってもこれで足りる、という手ごろなサイズですね。

ちょっと角度が変わって、北斗七星をバックに。

922bf9ab.jpg


望遠鏡の左側にいるのが長女C、その左側で頭に白いタオルをかぶっている(防寒の為)のが当方です。
11時過ぎぐらいになってたのですが、多分気温は10度を切っていたと思います。
この望遠鏡でもM13でした。あとで長女Cに、何が一番よかったか聞いてみたら「最後に見た丸いやつ」とのことでした。おそらくこのM13のことと思われます。

夜の”Telescope Walkabout”は何となくこんな感じで終わりましたが、個人的には比較的想定内の見え方のものが多く、衝撃を受けるまでには至らなかったというのが正直なところです。ただ、各オーナーの望遠鏡運用の雰囲気とかを感じることができたので、よい経験になりました。

本当の衝撃は、この後、utoさんに連れて行ってもらった、Chris Fuld 氏の 41インチ(104cm)望遠鏡で経験することになります・・・・・・