スライド式接眼部を鏡筒に取り付けるには、長方形の穴を開けないといけません。
ガムテープで養生して、4隅にボール盤で穴をあけたのち、ジグソーで切ります。

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抜けました。鏡筒が78mm用なので、結構な大穴になっています。

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切断面がギザギザしていて危ないので、ディスクグラインダーとヤスリで仕上げます。
  
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さらに、三箇所に穴を開けて接眼部をビス止めします。

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ピンボケでちょっと分かりにくいのですが、Rのゆるい接眼部がRのきつい鏡筒に食い込むような形で、バックフォーカスを短くしています(数ミリですが・・・)。

ただ、三箇所のビス止め部分がちょっと浮くので、「 波板用ワッシャをたたいて鏡筒のRに合わせたもの 」 + 「 スプリングワッシャ 」 + 「 普通のワッシャ 」 の3枚でスペースを埋めました。


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これで、かなりしっかり取り付いています。鏡筒の長さの半分以上が接眼部ですね。

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いったん接眼部を取り外し、斜鏡を取り付ける細工をします。

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ケンコー・ニュ―スカイステージの28mm斜鏡とホルダー、一本脚を使い、真鍮の長ナットとアルミ板を使って接眼部に固定しています。

実はこの部分に一番時間がかかったのでもう疲れてて、あんまり写真を撮っていません(笑)。

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このように、レーザーコリメーターで斜鏡の位置を決めるのですが、組み付け状態でそこそこ精度を出しておかないと光軸が合わないので、アルミ板部分の穴あけや長ナット、ビスを丁度よい長さまで削る、ビスを沈頭させる、などの加工が大変でした( 作りなおし等も含めて3時間くらいかかった )。

さて、まあ苦労の甲斐があって、それなりのロープロファイル接眼部になりました。

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とりあえず撮影可能な状態。全体的には、かなりトップヘビーな外観です。

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ちなみに、スカイステージの鏡筒にTANZUTSUのセル周りと主鏡を無理矢理押し込んでいるので、ちょっと文字が隠れていますね。

気になる鏡筒一式重量ですが、

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レデューサー部分も含めて、930gでおさまっています。
これは、ボーグ65プラ鏡筒の970g( レデューサー含む )と比べても軽いです。
1kg切っていれば、ポータブル赤道儀での運用には十分な軽量、と言えるでしょう

さて、これで試写してみると、どうなる!?