140SS改・準フラットシュミットのテスト撮影用にはSP赤道儀+さかい式DCモーターというシステムを使っているのですが、SP赤道儀のピリオディック・モーションが、実測±19″程度( これでもSPとしてはいいほう )なので、405mmの焦点距離では、星を完全に点像に写すには1分露出が限界でした。

ピリオディック・モーションとは、ウォームギアの1回転の間に、追尾の速度が速くなったり遅くなったりすることで、当方のSP赤道儀では±19″(つまり38″)の範囲で、星が行ったり来たりして、ガイドエラーとなってしまうものです。機械的な精度不足や組み付け時のゆがみや偏心等が原因になります。

で、PEC( ピリオディック・エラー・コレクション )とはモーターの回転出力を微妙に早くしたり遅くしたりして、ピリオディック・モーションによるガイドエラーを相殺するというものです。

今回、高知に来られていたさかいさんにお願いして、急きょPECのプログラムを開発していただき、モーターのコントローラーに書き込んでもらいました。

さっそく試写

M31
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140SS改・準フラットシュミット 405mm F2.9
EOS KISS X2 ISO1600 露出120秒
バックグラウンド補正 明るさ・コントラスト調整 彩度調整
ビクセンSP赤道儀+さかい式DCモーターによるノータッチガイド

以下、すべて一枚画像で、データは同じです。

M33
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枚数多くコンポジットすればM33の赤い散光星雲ももっと浮かび上がってくるでしょうか?

SH2-157
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こちらは、わが天の川銀河の散光星雲。けっこ大きいので視野をはみ出してしまいました。

ばら星雲
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これはちょうどよい大きさのHⅡ領域。

馬頭
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左上に出ているのはシュミット補正板独特のゴーストですね。

M81、82
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M82がもっとカラフルに写るかとおもったんですが、つぶれてしまいました。

M97、M108( これだけ4枚合成、トリミング )
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ふくろう星雲の青緑色が美しいですね。

結局、おおぐま座が出てくるまでやってしまいました。
ガイドエラーのないものを載せていますが、まだ使いこなしが今一つで、ここに載せていない画像では星が流れてしまっているのが多いです。
PECをうまくセッティングして、歩留りを上げていきたいですね。
そうすれば、同じ対象をたくさん撮影し、コンポジットして品質を上げることができます。

あ、ちなみに、撮影中のひまつぶし(?)ですが・・・・・

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コスモキッズ双眼で夜空を流して、「 一粒で二度おいしい 」時間帯を過ごしていますよ!