OLYMPUS PEN Lite E-PL3 という、ミラーレス一眼を持っているのですが、これを140SS改につけて撮影してみました。

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このカメラはマイクロフォーサーズという規格で、イメージセンサーが17.3×13mmと、EOS X2などのAPS-Cなどより一回り小さいサイズになっています( ただし、CANONのAPS-Cは22.2×14.8mm )。
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センサーサイズは小さいのですが、E-PL3は1230万画素なので、数字の上では1220万画素のX2と同程度の画質のはずです。
実際に撮影するとどうなるでしょうか。

まず、M31

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( 14cmF2.9 fl=405mm オリンパスE-PL3 ISO3200 2分露出を5枚合成 明るさ・コントラスト・彩度・階調調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

うーむ、今一つのような・・・
とにかく、彩度が低く、ほぼ白黒みたいな仕上がりだったので、ちょっと不自然になるぐらいまで彩度を上げても、この程度。

これが、EOS KISS X2 だと

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( 14cmF2.9 fl=405mm キャノンEOS KISS X2 ISO1600 2分露出 1枚画像 明るさ・コントラスト・彩度・階調調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

これは1枚画像で、しかも感度はE-PL3の半分のISO1600ですが、写り、細部の表現ともこっちのほうが全然よさそうです。

さらに、馬頭のような赤い散光星雲を撮ってみますと・・・・・

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( 14cmF2.9 fl=405mm オリンパスE-PL3 ISO3200 2分露出を5枚合成 明るさ・コントラスト・彩度・階調調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

これもかなり赤い星雲を強調してもこの程度。全然写ってないですね。
古い話ですが、さくらカラー400以前のネガフィルムで撮った写真みたいです(笑)。
ま、天体用に赤外カットフィルターの改造とかやっていないので、赤い星雲はちょっと無理があるのですけれど。

それに対して、M45の反射星雲みたいな青いやつは結構写ります。

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( 14cmF2.9 fl=405mm オリンパスE-PL3 ISO3200 2分露出を4枚合成 明るさ・コントラスト・階調調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

この反射星雲の青だけは彩度を上げなくても色が出ました。

M42のような表面輝度の高い対象ですと、赤い色もそれなりに写っています。

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( 14cmF2.9 fl=405mm オリンパスE-PL3 ISO3200 2分露出を4枚合成 明るさ・コントラスト・階調調整 バックグラウンド補正 ビクセンSP赤道儀によるノータッチガイド )

ただ、やっぱり全体に占める赤い部分の割合は少ない気もしますね。

E-PL3は、1ピクセルが約4.3μmで、X2の5.1μmと比べると細かいはずなのですが、画質では大きく劣る印象です。
また、彩度や赤に対する感度も低く、星雲の撮影には向いているとは言い難いですね。

さらに、このようなミラーレス一眼では光学ファインダーがないので、撮影対象の導入はモニター画面が頼りなのですが、かなり明るい星でないと表示されないので、非常に難しくなります。
例えば、M31の中心部分でさえモニターには写らないので、導入に20分くらいかかりました。
これはかなりストレスがたまります。

結論・・・・・・・残念ながら、今後このカメラを直焦点撮影に用いることはないと思います。