140SS改接眼部拡大仕様の星像を検証します。

月も大きいのですが、強引にM42を撮影。
画面の左のほうに、例によって静止衛星が登場していますね。
 
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( ISO1600 露出16秒 )

中心像、周辺像はそれぞれこんな感じ。
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               中心像                        周辺象(画像の右上の部分)

中心像は以前と変わらずですが、周辺像が少し長く伸びてますね。
25μmくらいになったかな? やはり周辺光量が増した分、コマ成分が多くなっているようです。
さらに、周辺星像の左下が青く、右上が赤くなっていますが、これは補正レンズによる色収差でしょうね。

現状、補正板と主鏡の距離が、423mmなのですが、No4を使った場合の最適距離は462mmなので、もう少し(39mmほど)補正板を離してやれば、コマはちょっと小さくなるはずです。

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ついでなので、周辺光量を見るためにピンボケ画像を撮影してみました。

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ケラレによる周辺減光の様子がよくわかりますね。
たぶん、今は接眼部を拡大したので、斜鏡の径か、補正板が制限要因になっていると思うんだけど、どっちかわからないです・・・・斜鏡? かな?
斜鏡は今、55mmですが、65mmくらいのを付けて試してみたらわかりますね。
次回のテーマはこれかな。

・・・・周辺光量の復活と共に、コマ収差や色収差が盛大に復活して、「 やぶへび 」に終わったりして(笑)