いよいよELS正立双眼装置で星を見てみます。

望遠鏡は30㎝F5 赤道儀台付き自作ドブソニアンです。

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まずは笠井トレーディング推奨のPL20mm75倍実視界0.67度です。

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単眼のPL20mmと差し替えて比較してみますが、シャープネス・コントラストともに落ちる感じはないですね。
ただし、アイポイントがかなり微妙になって、少し動くとブラックアウトするのでややストレスはたまります。

この状態で、0.66倍レデューサーを入れて、50倍、実視界1度にしてみますと・・・・・
何となくレデューサーなしの時よりシャープになる気がします。
単に倍率が下がってそう見えただけかもしれないですけど。
しかし、目の位置の微妙さは相変わらず。

次に、レデューサーを外し、Or6mmを付けて250倍で試します。

・・・・・うーん、ちょっと星像が肥大するかな。
ピンボケ状態ではなく、エアリーディスクらしい芯はあるのだけども回りがぼやっと広がっている感じ。
さらに、アイピースのちょっとした動きで左右の像がずれやすいですね。

そこで、ビクセンノ2×バローDXにEWV16mmで188倍では?

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うん、だいぶ見られる星像にはなってきましたが、温度順応してないシュミカセみたいな結像で、あんまり惑星なんかを見る気はしないですね。 

しかし、この組み合わせは非常に周辺像が良く、中心から視野の80%くらいまでほとんど変わらない星像を示していました。

今のところ、高倍率よりも中・低倍率に適性があると言えるかもしれません。
ベストは0.66倍レデューサー、PL20mmで50倍、実視界1度の仕様でしょうか。
ただし、自分が試せるアイピースの種類が少ないので、ひょっとしたらもっといい組み合わせがあるのかも知れないです。

さて、明日の更新では、いよいよインディゴ式延長レンズ+BS双眼装置との比較をレポートしようと思います!