ELS正立双眼装置、30cmF5で月面を見てみました。バローなし、Or6mm-Aで250倍です。

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先日の30cmF5では、200倍オーバーは全然ダメだったんですが、今日はその時よりシーイングがよさそうです。
今日は・・・・・250倍、いけます!

左がELS双眼装置、右が双眼装置なしの単眼です。

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ほとんど遜色なし!
少しコントラストが落ちるのと、眼視ではほんのわずかに色収差が認められるぐらいです。
もちろん、双眼視によって視認性が上がってますので、観賞価値は双眼装置の圧勝でした。

ここで気づいたのですが、30cmF5と、Or6mmの組み合わせでは、アイポイントの微妙さがなく、ブラックアウトが発生しにくいです。
これは?! と思ってPL20mm50倍にしてみますと、やはりブラックアウトが発生しやすい。

・・・・・これは対物とアイピースの関係で、いろんな相性がありそうですね。

250倍でよく見えたのに気を良くして、2倍バローTを入れ、500倍にしてみたらさずがにボケボケでダメでした。
その後、倍率を少しずつ下げていきましたが、300倍でもちょっと見にくいですね。

やはり250倍が限界のようです。

あと、笠井トレーディングでは高倍率ではバローの使用を推奨していますが、個人的にはバローを使わず、短焦点アイピースで倍率を上げた方がシャープな気がしました。
これは、自分の持っているバローがボロいだけかもしれないですが(笑)。

もちろん、短焦点アイピースで倍率を上げますと、( 笠井トレーディングのHPにもあるように )左右の像が合わないので、アイピース固定の部分をいろいろいじって像合わせをるる必要があります。
これは慣れてないと、かなり難しい作業なので、やはり推奨はできないでしょうね。

ちなみに、当方は昔EMSを自作していたころ、この調整で地獄を見ていますので、こういうのだけは得意なのです(笑)。

しかし、月面観望としては、250倍が使えれば十分、大満足です。

ELS正立双眼装置、使いこなしによっては、かなりのパフォーマンスを発揮するアイテムと見ました!