唐突ですが、いろんなフィクションに登場する、「 マッドサイエンティスト 」的なキャラクターが大好きです。
以下、個人的なベスト3

1 「8マン」の、デーモン博士
2 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の、ドク・エメット・ブラウン
3 「タイガー&バニー」の斎藤さん

次点
「マジンガーZ」の兜十三、「仮面ライダー」の死神博士、「新機動戦記ガンダムW」の5人の科学者、「超新生フラッシュマン」の大博士リー・ケフレン・・・・・等々、枚挙にいとまがないのですが、

ATM界にも、この雰囲気を漂わせる実在人物がいます。
その名は・・・・故ジョン・ドブソン!


当方ブログを訪れてくださる方々には説明不要かと思いますが、もちろんATM界の偉大な先人です。

彼のコンセプトの素晴らしさはたくさんありますが、細かいところをすっ飛ばした思い切りの良さも魅力の一つです。
上の動画でも、鏡材を芝生の上に「 ドスン! 」と投げる、盤ガラスで釘を打ち込む、など日本人的な感覚からすれば「 暴挙 」に当たるような行動も散見されますが、構造を極力シンプルにして星を見ることに特化させた「 ドブソニアン望遠鏡 」の提案が私たちに与えた恩恵は計り知れません。

個人的には、船舶の円形窓( 鏡周欠けだらけ 笑 )を鏡材にする、コンクリート柱の型枠であるボイド管で鏡筒を作る、等々コストの安い量産品を流用する姿勢に特にカッコよさを感じますね。

最近のドブソニアンは、高級化・高性能化も著しく、各メーカー、そして自作に取り組まれる方々も本当に素晴らしい望遠鏡を作ってきておられると思います。これが進化と言うものでしょう。

しかし今回、自分が45cm望遠鏡を作るにあたっては、ジョン・ドブソンの原点に立ち返ってみることを少し考えています。主に鏡筒の材質・構造についてです。

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( 製作に向け待機中の457mmF4.1 ハッブル・オプティクス製サンドイッチミラー )

「 俺はボイド管で鏡筒を作った。 お前はどうするんだ? 」

という、ジョン・ドブソンの問いに自分なりに出した答えは近日発表! (笑)