昨日はナイトヴィジョン( 以下、NV )を望遠鏡に取り付けた観望のレポートをおこないましたが、このように直視状態、倍率1倍で使うのが本来の使い方です。
この場合、NVの見かけ視界が約40度なので、実視界も40度となります。
NVは広い検知可能帯域を持っており、第三世代ではこれが近赤外域まで伸びているため、多彩なフィルターワークが可能なのですが、例えばこれに「 Baader IR-Pass Filter (685nm) 」を組み合わせてみると
700~900nmあたりの、赤色可視光~近赤外線といった、空気中のゴミや水蒸気でコントラストが低下しにくい帯域を利用することができます。もちろん、657nmのHαはカットされるのでHⅡ領域の散光星雲は見えなくなりますが、銀河や恒星のコントラストは向上するのです。このモードで夏の銀河を見てみると・・・・・
( 写真が全然うまく撮れなかったので、手持ちのデジカメ画像を当日のイメージっぽく加工したものです )
「・・・・・!」
暗黒帯が入り乱れる、天の川銀河の中心部が、まさに巨大なエッジオン銀河の部分拡大画像のように見えました! とにかく暗黒星雲の描写力がすごいんです。
もちろん、フィルターをHαに交換すると、銀河のコントラストは低くなるものの、M16→17→20→8 といった具合に星図通りな星雲の配列をたどることができます。
さらに、テレコンバーターを取り付けて、倍率を「 3倍 」にすることもできます。
これとHαフィルターを併用して見た、はくちょう座付近はまさに絶品!
北アメリカやペリカンは言うに及ばず、サドル(はくちょう座γ星)付近の散光星雲も強烈、さらに小物では網状星雲やM27も検出可能と、いろいろ見ていくだけでとても忙しい状態になります!
以下、これを見た方々の反応を順不同に・・・・
「 うわ、すご・・・・(以下無言) 」
「 これは、見ちゃダメなやつですね 」
「 何これ! 何これ! 何これ! (女性) 」
「 北アメリカが、はっきり見える! 」
「 あらら? あらら? あらら・・・・・? (某双望会主催の方)」
「 ちょっと待って、ちょっと待って 」
「 これは完全に反則 」
「 いや、こういうの見られて超ラッキーです 」!
等々・・・・・( 続く! )





コメント
コメント一覧 (2)
NVの魅力を余すことなく伝えていただいてありがとうございます。写真と実際の見え方は数倍違うので表現するのがむつかしいと思いますが本当にありがとうございます。
uwakinabokura
が
しました
原村ではいろいろとお世話になりました。
特にNVを天体用に運用する方策をいろいろと検証できたのは、得難い機会でした。こちらこそありがとうございます。
ブログの写真では現場の見え方を全く再現できてないのですが、強引に記事にしています(笑)。
uwakinabokura
が
しました