Aliexpressでメイプルのトラ杢ネック3,624円を発注しました。送料2,532円で合計6,156円です。商品説明の画像はこんな感じ。美しいトラ杢ですよね。
商品画像
そして届いた現物はこんな感じ。
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絵に描いたような羊頭狗肉、あの美しい杢はどこ行った?!(笑) 値段が値段ですしAliだから予想はしてましたが・・・
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まあ、ものすげー微妙な杢があるっちゃありますね。クレーム入れたら「これが杢です!」ってドヤ顔で言われそう(笑)。

さて、気を取り直して、今回はスクワイアのアフィニティ・ストラトにこのネックを取り付けます。
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元のネックと比べるとだいぶ幅が広いです。特にローフレット側。指板は350Rとのことですがもっとフラットな感じがします。フレットはミディアムジャンボ? くらいかな。
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さて、一番の不安材料はネックポケットにうまく収まるか、これがガタがあったり斜めになったりするとその時点で終了です(笑)。

しかしボディに当ててみるとしっかりフィットしました。この部分の加工精度は高いようです。というわけで安心してビス穴を開けます。
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これで取り付け。
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ペグはヤマハの古いゴールドタイプを取り付けています。
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ところどころ塗装が剥げて「ナチュラル・レリック」になっているゴールドパーツが意外とフィットしてますね。ストリングテンショナーはスクワイアのネックのやつを流用。
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何とかギターとしての体裁が整いました。
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しかしここで問題発生! 組付け状態でネックが逆ぞりしていたのでトラスロッドを緩めようとしたらトラスを締める用の穴が角度が悪くて六角レンチが入らない! 仕方ないのでこの部分を彫刻刀で削ります。
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これで何とか六角レンチを突っ込んでネックを弱い順ゾリに。続いて各フレットの音を確かめますがフレット音痴はなさそう。しかし4カ所くらい音の出ないところがありましたので、その部分のフレットを整えます。
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例えば、1弦3フレットが少し高く、2フレットの音が出なかったので3フレットの1弦が当たる部分を削るなどです。これは失敗したら終わりなので少しずつ慎重にやります(非推奨)。

さらに、ナットの溝が深すぎて開放弦がビビるのでとりあえず紙を挟むとか。
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さすがに安価な品だけあって「とりあえず弾ける」レベルに到達するだけでも数々のハードルが(笑)

で、鳴らしてみますが確かに音は変わりました!

相変わらずリズムが怪しいですが、リヤとセンターのミックストーンで弾くとこんな感じ(伴奏はiREAL Proにて)。
付け替えたネックは少し重く硬い感じがしますが、それにより? アタックの強い芯のある音になり、倍音も豊かになったでしょうか。サスティンも長くなったような。やはりエレキギターの音はネックで変わります。しかし、ネックの幅が広くてRも浅くフレットもそこそこ大きいので、まるでアイバニーズのヘヴィメタモデルのような感じです。この弾き心地はもはや明らかにストラトではない!(笑)。

あと弦高をあまり低くできないので弾きにくいですね。かといって弾きやすい高さまで弦高を落とすと今度はビビりまくるし(笑)。現状では今後あまり使わないだろうなあ、という印象でしょうか。

しかし今回初めてネック交換というものをやったので、いろいろなノウハウも得られたし、ネックによって音が全く変わるのも分かりました。将来全体的なフレットすり合わせが成功すればギターとしての実用性も出てくるかもしれないですし。とりあえず、やった意義はあったという結論で(笑)