もっとも低コストで入手できるHa太陽望遠鏡、コロナドP.S.T.です。
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日頃、じろーさんはじめいろいろな方のダブルスタックHa望遠鏡を見せてもらい続け、目が分不相応に肥えてしまっている身としては、このベーシックなシングルスタックのP.S.T.は「・・・まあ見えるよね?」ぐらいの感じであんまり使う気のしないアイテムでした。そして実際、ほとんど使ってませんでした(笑)。

ただ先日ふと思いついて、上の画像でも付けてるED-lavendura34㎜(3群6枚のうち3枚がEDレンズというレア仕様)
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との組み合わせを試してみたところ、それまでの普通のプローセル使用時とは解像度・コントラストも別物、プロミネンス・プラージュ・フレア・ダークフィラメントと太陽面のオールスター総動員でなかなか良く見えたのです!

とは言うものの、fl=400㎜のP.S.T.なので34㎜のアイピースでの倍率は約12倍、太陽の視直径は6°程度と小さいです。これは、だいたい10円玉を目から30㎝くらいの距離で見た大きさですね。さらにブロッキングフィルターの径が約6㎜? と小さいため
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ED-lavenduraではブラックアウトが激しくしかも実視界1°強? 程度。加えて目の位置も微妙なので「覗きにくいこと甚だしい」状態(笑)。しかし、それを補って余りある精細な太陽面を見せてくれます。特にフレア部分が白く輝くように見えたのは感動的ですらありました。正直、他のアイピースではもう見る気しないほど。

さて、もともと従前のlavenduraでもHa太陽望遠鏡による観望には定評がありましたので、ED-lavendura34㎜と普通のlavendura30㎜を比較してみましたが、後者は前者に似た雰囲気ではあるものの少しおとなしい印象で、やはりEDが上位互換な感じがしました。また、Nikonのルーペ・アイピース(30㎜相当のスタインハイル)も試しましたがやはりED-lavenduraには一歩及ばず、普通のlavenduraと同等くらいな感じ(ちなみにルーペでもブラックアウトが激しく、非常に覗きにくいです)。

このように眼視ではすごく見えてる太陽面の構造なのですが、iPhone 8でのコリメートでは全然写らないのですね・・・
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上の画像ではプロミネンスが何とか・・・? くらいでしょうか(いつも思うのですが、これ何でですかね? カメラのセンサーが656nm当たりの波長では階調がないとか? ご存知の方は是非教えてください・・・)。

仕方ないのでじろーさんがダブルスタックで撮影された素晴らしい画像

を加工させてもらって、P.S.T.+ED-lavenduraの眼視での見え方を再現してみました(じろーさん、勝手にすみません)。
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実際にはもう少し解像度とコントラストが良く、切れ味のあるゴチャッとした構造が6°の小さな太陽イメージに凝縮されてる感じですが、情報量が多いので小さな像でも十分観賞価値があります。Ha望遠鏡の「12倍」での運用はあまり聞いたことがないのですが、低倍率により明るさやコントラストが増しているという側面もあるかも知れません。

さらに「MAKSY GO」の架台を改造して微動付きにしたものと組み合わせると非常にコンパクトなシステムとなりました。
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この架台はミニ四駆のタイヤによりフリクション微動(もともとは近内令一さんのアイディア)を行うことができます

これによって室内からの「縁側日向ぼっこ観望」が可能に!
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夏場は灼熱のため熱中症との闘いになる太陽観望ですが、冬場のこのシチュエーションですと非常に暖かくて快適です。
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ただし、外から見ると少し怪しいかも(笑)

さて、窓を開けると寒いため2重サッシを通してのスタイルですが、驚くべきことに像質の低下がほとんどわからないですね。4㎝という小口径であること、Haは可視光の中では長波長で屈折率が低いためガラスの脈理等の影響を受けにくい? などの関係かも知れません。

とにかく、この観望スタイルによってP.S.T.が「死蔵」から一気に「日常使い」に昇格した感があります。Ha太陽望遠鏡では一番ベーシックな鏡筒ですが、このクラスでも「今日もダークフィラメントいっぱい出てるな・・・」的に毎日の太陽面の動向が観察できるのはたいへん楽しいものですね。

K.Nebulaさん

一番近い恒星を見ないなんてもったいない!

という名言を残されていますが、まさにそれを実感する日々と言えます!

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ところで昨年(2023年)の5月に、傍観者的な立場で太陽望遠鏡についての替え歌「太陽望遠教、教会カンタータ 太陽望遠鏡がいっぱいだ 嬰ニ短調(ポストには嬰ロとありますが嬰ニの間違い)」を作っていたのですが、気が付いたら自分もその渦中に入り込んでました(笑)

先行き不透明なHa太陽望遠鏡初心者、シベットの明日はどっちだ?(笑)