テキサス5日目、今日はもう帰るだけです。5時起きの6時ホテル出発で、11:05ダラス・フォートワース空港発羽田行への搭乗を目指します。
予報通りの暴風雨ではないですが、雨が降っていますね。
わたくし運転、utoさんナビゲートのいつものパターンでホテルを出発。
暗い中、雨中に70マイル/h(112km/h)前後での運転は緊張しますが、途中から雨も上がり明るくなった頃にはそれなりに慣れてきました。アメリカでは日本のようなあおり運転をすると逮捕されるらしいのと、お互いが共通認識の上で運転している(例えばこっちが優先なのに譲ったりとか余計なことをするとかえって危険)ので車線変更で他の車の前にへ入るときもルール通りに行けば100%入れてくれます。日本の京○市内のように「自分は割り込むくせに人は割り込ませない」なんてことはなく、流れに乗れさえすれば非常にスムースですね。この辺はやはり車先進国と言えます。
さて、この日utoさんが一番懸念していたのは「レンタカーの返却スペースがすぐに見つかるか」ということでした。借りた場所と返す場所が違うのです。今回の旅においてutoさんが解決して来たさまざまな問題に比べると何てことないように思えましたが、現地に行くと心配が現実のものとなりました。「Renntal car Return」の標識通りに行くも着いた先が従業員用の駐車場・・・このように迷ってしまった理由は
標識がわかりにくい
ということに尽きます(笑)。いや笑い事じゃない。ぐるぐる回るうちutoさんが「National」(借りたレンタカー会社の名前)の小さな標識を発見、やっと本来の場所で車を返すことができました。ダラス近郊の渋滞の影響もあって空港近くに至ったのがウェイコを出てから2時間後(通常は1時間40分程度)の8時過ぎでしたが迷ったタイムロスもプラスされ、レンタカーの返却場所から空港へ行くバスに乗れたのが8時30分、これ以上かかると出国手続きその他の時間的余裕がなくなるところでしたが、何とか制限時間内に本日最大の難問をクリアしています。
空港に着くとまずJALの窓口へ。悪天候で飛行機が飛ぶのかどうかが心配されましたが、もうこの時点で雲は厚いものの雨は上がっており定時運行できる模様、この心配は杞憂に終わっています。
が、搭乗手続きにおいて荷物預けたりとか通常のやりとりは問題なかったものの、事前に機内特別食の「糖質を気にする方のお食事」を申請してたもんだから「あんた、病気あってインシュリンの注射必要あるの?」みたいな想定外イレギュラーを英語で聞かれて何言ってるかわからず、結局utoさんの助け舟で全うしたという・・・今考えたらこの時もグーグル翻訳使ったらよかったのですが、現場ではやはり思いつかず。いや、JALの窓口だから日本語通じる? と思って準備してなかったのも甘かったか(笑)
そんなこんなで出国・手荷物検査ですが、ここで風呂敷に包まれたutoさんの20㎝重箱ドブが見たことない荷姿だったからでしょうか「中見せろ」ということになりチェックを受けるなどの小さなイベントもありました。
搭乗は予定通りの時刻でしたが、上空の積乱雲の関係で離発着に時間がかかるため滑走路の使用が込み合っているとのことで、1時間ほど機内で待たされた12時前にダラス・フォートワース空港を離陸。
離陸後約1時間で機内サービスが始まりますが、例によって機内特別食は真っ先に配膳されます。
さて、一足お先にいただきますか、ということで食べ始めたところ、突然機体が揺れ始めました。
「お客様、当機はただいま積乱雲の中を通過し、揺れが激しくなっておりますのでいったん機内サービスを中止させていただきます」
とのアナウンスが・・・しかし一人だけ食べ始めたわたくしは今さらどうしようもなく、揺れで口元にスプーンの狙いをつけるのにも難渋する中、根性で食べ切ったわけです(笑)。
食べ終わって少し経つと機体の揺れもなくなり、しばらくは雲の上を飛んでて地上は見えませんでしたが、
コロラド上空あたりで眼下が晴れて参りました・・・ということで
3D航空写真ターイム!
今回右側の窓側の席なので少し時間差で2枚撮ると平行法では最初の一枚を右画像、後のを左画像とすることで立体航空写真を得ることができるのです。
こんな感じですね。
まあちょっと立体感控えめなので、もう少し視差をつけても良かったですかね。
ワシントン州の海岸線に達するまで数十枚撮ってましたかね。
海の上に出ると写真撮っても仕方ないので、映画を見たり、得意の居眠り(笑)をしたりで何となく機内の時間を過ごします。
**10時間あまり経過**
そして着陸間近の千葉上空で航空写真復活。
撮影会は羽田着陸まで続きます(笑)
羽田到着後はutoさんに会えなかったのでLINEで挨拶。荷物をピックアップし高知便に乗り換えます。
高知便でも夕暮れの中初めて見た「頭を雲の上に出し」の富士山などの航空写真を。
午後6時30分に高知空港到着、荷物ピックアップ、タクシー乗って7時30分には自宅到着。「家に帰るまでが皆既日食」を何とか全うしました!
今回、いろんな懸念がありながらも奇跡的な天候の推移に恵まれ、最大の目的である皆既日食を体験できましたし、会場の皆さんとの交流、久しぶりのアメリカの道路での運転、在来のミシシッピアカミミガメ見られたのもよかったし、いろいろな学びがありました。ひとえにこの旅程を計画しホテルやレンタカー等の予約や現場でのトラブル解決に奔走してくださったutoさんのおかげでして、自分の貢献はまあ「いないよりはましな場面もなくはない?」程度でした(笑)。何より安全に旅を終えることができたのは、アメリカに在住経験と全米を飛び回る勤務から様々な引き出しをお持ちのutoさんならではの周到な行動の賜物と思います。この場を借りまして改めてお礼を申し上げ、今回の皆既日食記事の締めとさせていただきたいと思います!
***
関連トピックをひとつ紹介
皆既の時間の太陽の方向だけ晴れるという奇跡的な天候だった今回のWacoでしたが、ひょっとしたら皆既中の温度低下が影響しているのでは? と考えてXに以下のポストをしたのですが、いくつかの返信をいただき、その中にこういう解説記事の紹介もありました。
リンク内の「日食が起こると雲が消える!?」は非常に興味深い内容ですね。もしこれが事実ならば今回の「Wacoの奇跡」もあながち奇跡ではなかったかも? しかし諸兄の報告によれば曇るときは曇るらしく、天候が晴れるか曇るかのボーダーな場合に限られるかも知れないですね。
予報通りの暴風雨ではないですが、雨が降っていますね。
わたくし運転、utoさんナビゲートのいつものパターンでホテルを出発。
暗い中、雨中に70マイル/h(112km/h)前後での運転は緊張しますが、途中から雨も上がり明るくなった頃にはそれなりに慣れてきました。アメリカでは日本のようなあおり運転をすると逮捕されるらしいのと、お互いが共通認識の上で運転している(例えばこっちが優先なのに譲ったりとか余計なことをするとかえって危険)ので車線変更で他の車の前にへ入るときもルール通りに行けば100%入れてくれます。日本の京○市内のように「自分は割り込むくせに人は割り込ませない」なんてことはなく、流れに乗れさえすれば非常にスムースですね。この辺はやはり車先進国と言えます。
さて、この日utoさんが一番懸念していたのは「レンタカーの返却スペースがすぐに見つかるか」ということでした。借りた場所と返す場所が違うのです。今回の旅においてutoさんが解決して来たさまざまな問題に比べると何てことないように思えましたが、現地に行くと心配が現実のものとなりました。「Renntal car Return」の標識通りに行くも着いた先が従業員用の駐車場・・・このように迷ってしまった理由は
標識がわかりにくい
ということに尽きます(笑)。いや笑い事じゃない。ぐるぐる回るうちutoさんが「National」(借りたレンタカー会社の名前)の小さな標識を発見、やっと本来の場所で車を返すことができました。ダラス近郊の渋滞の影響もあって空港近くに至ったのがウェイコを出てから2時間後(通常は1時間40分程度)の8時過ぎでしたが迷ったタイムロスもプラスされ、レンタカーの返却場所から空港へ行くバスに乗れたのが8時30分、これ以上かかると出国手続きその他の時間的余裕がなくなるところでしたが、何とか制限時間内に本日最大の難問をクリアしています。
空港に着くとまずJALの窓口へ。悪天候で飛行機が飛ぶのかどうかが心配されましたが、もうこの時点で雲は厚いものの雨は上がっており定時運行できる模様、この心配は杞憂に終わっています。
が、搭乗手続きにおいて荷物預けたりとか通常のやりとりは問題なかったものの、事前に機内特別食の「糖質を気にする方のお食事」を申請してたもんだから「あんた、病気あってインシュリンの注射必要あるの?」みたいな想定外イレギュラーを英語で聞かれて何言ってるかわからず、結局utoさんの助け舟で全うしたという・・・今考えたらこの時もグーグル翻訳使ったらよかったのですが、現場ではやはり思いつかず。いや、JALの窓口だから日本語通じる? と思って準備してなかったのも甘かったか(笑)
そんなこんなで出国・手荷物検査ですが、ここで風呂敷に包まれたutoさんの20㎝重箱ドブが見たことない荷姿だったからでしょうか「中見せろ」ということになりチェックを受けるなどの小さなイベントもありました。
搭乗は予定通りの時刻でしたが、上空の積乱雲の関係で離発着に時間がかかるため滑走路の使用が込み合っているとのことで、1時間ほど機内で待たされた12時前にダラス・フォートワース空港を離陸。
離陸後約1時間で機内サービスが始まりますが、例によって機内特別食は真っ先に配膳されます。
さて、一足お先にいただきますか、ということで食べ始めたところ、突然機体が揺れ始めました。
「お客様、当機はただいま積乱雲の中を通過し、揺れが激しくなっておりますのでいったん機内サービスを中止させていただきます」
とのアナウンスが・・・しかし一人だけ食べ始めたわたくしは今さらどうしようもなく、揺れで口元にスプーンの狙いをつけるのにも難渋する中、根性で食べ切ったわけです(笑)。
食べ終わって少し経つと機体の揺れもなくなり、しばらくは雲の上を飛んでて地上は見えませんでしたが、
コロラド上空あたりで眼下が晴れて参りました・・・ということで
3D航空写真ターイム!
今回右側の窓側の席なので少し時間差で2枚撮ると平行法では最初の一枚を右画像、後のを左画像とすることで立体航空写真を得ることができるのです。
こんな感じですね。
まあちょっと立体感控えめなので、もう少し視差をつけても良かったですかね。
ワシントン州の海岸線に達するまで数十枚撮ってましたかね。
海の上に出ると写真撮っても仕方ないので、映画を見たり、得意の居眠り(笑)をしたりで何となく機内の時間を過ごします。
**10時間あまり経過**
そして着陸間近の千葉上空で航空写真復活。
撮影会は羽田着陸まで続きます(笑)
羽田到着後はutoさんに会えなかったのでLINEで挨拶。荷物をピックアップし高知便に乗り換えます。
高知便でも夕暮れの中初めて見た「頭を雲の上に出し」の富士山などの航空写真を。
午後6時30分に高知空港到着、荷物ピックアップ、タクシー乗って7時30分には自宅到着。「家に帰るまでが皆既日食」を何とか全うしました!
今回、いろんな懸念がありながらも奇跡的な天候の推移に恵まれ、最大の目的である皆既日食を体験できましたし、会場の皆さんとの交流、久しぶりのアメリカの道路での運転、在来のミシシッピアカミミガメ見られたのもよかったし、いろいろな学びがありました。ひとえにこの旅程を計画しホテルやレンタカー等の予約や現場でのトラブル解決に奔走してくださったutoさんのおかげでして、自分の貢献はまあ「いないよりはましな場面もなくはない?」程度でした(笑)。何より安全に旅を終えることができたのは、アメリカに在住経験と全米を飛び回る勤務から様々な引き出しをお持ちのutoさんならではの周到な行動の賜物と思います。この場を借りまして改めてお礼を申し上げ、今回の皆既日食記事の締めとさせていただきたいと思います!
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関連トピックをひとつ紹介
皆既の時間の太陽の方向だけ晴れるという奇跡的な天候だった今回のWacoでしたが、ひょっとしたら皆既中の温度低下が影響しているのでは? と考えてXに以下のポストをしたのですが、いくつかの返信をいただき、その中にこういう解説記事の紹介もありました。
自分自身の解説記事から恐縮ですが、今年2月に「食分0.15あたりから低層の雲が消え始める」という研究が出てます!https://t.co/3qaNvKO4mg
— 彩恵りり🧚♀️科学ライター兼Vtuber✨おしごと募集中 (@Science_Release) April 9, 2024
リンク内の「日食が起こると雲が消える!?」は非常に興味深い内容ですね。もしこれが事実ならば今回の「Wacoの奇跡」もあながち奇跡ではなかったかも? しかし諸兄の報告によれば曇るときは曇るらしく、天候が晴れるか曇るかのボーダーな場合に限られるかも知れないですね。
コメント
コメント一覧 (5)
これに懲りず、また遊んでくださいね。
uwakinabokura
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