先日発表したボールマウント式の新しい斜鏡調節機構ですが
90°に配したXYの押しネジと、その対角にバネを使った引きネジを配した形式にしていました。
このやり方ですとXYの2カ所を単独で操作するだけでよいので調整が非常に迅速になるのですが、その反面バネを使用していることで剛性が弱くなります。
そして自分の作例も製作当初はまずまず快調に機能していたのですが操作を重ねるにつれ変なアタリ(?)が出てしまったのでしょうか、XYが干渉して意図しない動きをするようになり、まあそれを読んで合わせられなくはないものの、かえって操作性が悪くなる結果となっていました。
そこで、もっとシンプルな120°3方向からの押しネジに変更することにしました。
今回の斜鏡調節機構は4つのパーツに分けてモデリングしてますので、3Dプリントの際も部分的な出力で良く、フィラメントや時間の節約になりますね(とか偉そうに言ってますが「部品は分けて設計し組み立て式にした方が良い」は2年くらい前にyagiさんから言われてて今ごろ必要性を痛感し実行しているものです・・・遅!)
さて、プリントして組み上げるとこのような体裁になります。
3方向押しネジ、というと1世代前のファインダー脚のような操作性で、どっかのネジを緩めつつ締める、を繰り返すのでバネ式と比べ少しコツが必要で時間もかかりますが、昭和の調整技術(?)を駆使すれば剛性感たっぷりに光軸が固定できます(笑)
もちろんこの調整に伴ってもボールマウント部分は同じ曲率を持つ受け皿部分に押し付けられ続けていますので、斜鏡表面の中心が不動点になるのは変わりありません。
こういう細かい改良は今後も繰り返していきたいところですね!
***
さて、上の作例とは別のレイアウトでボールマウントを使用した斜鏡調整機構を以前よりきたかるさんが発表しておられますね。(この記事の斜鏡の部分↓)
この方式ですと斜鏡の表面は少し動きますが、その量がこれまでの物と比べると圧倒的に少ないので、実用上はこれで充分なのかも知れません。自分の作例と違って小型化も容易です。きたかるさんの先見性はさすがですが、これもメーカー採用されてもいい形式な気がします。
90°に配したXYの押しネジと、その対角にバネを使った引きネジを配した形式にしていました。
このやり方ですとXYの2カ所を単独で操作するだけでよいので調整が非常に迅速になるのですが、その反面バネを使用していることで剛性が弱くなります。
そして自分の作例も製作当初はまずまず快調に機能していたのですが操作を重ねるにつれ変なアタリ(?)が出てしまったのでしょうか、XYが干渉して意図しない動きをするようになり、まあそれを読んで合わせられなくはないものの、かえって操作性が悪くなる結果となっていました。
そこで、もっとシンプルな120°3方向からの押しネジに変更することにしました。
今回の斜鏡調節機構は4つのパーツに分けてモデリングしてますので、3Dプリントの際も部分的な出力で良く、フィラメントや時間の節約になりますね(とか偉そうに言ってますが「部品は分けて設計し組み立て式にした方が良い」は2年くらい前にyagiさんから言われてて今ごろ必要性を痛感し実行しているものです・・・遅!)
さて、プリントして組み上げるとこのような体裁になります。
3方向押しネジ、というと1世代前のファインダー脚のような操作性で、どっかのネジを緩めつつ締める、を繰り返すのでバネ式と比べ少しコツが必要で時間もかかりますが、昭和の調整技術(?)を駆使すれば剛性感たっぷりに光軸が固定できます(笑)
もちろんこの調整に伴ってもボールマウント部分は同じ曲率を持つ受け皿部分に押し付けられ続けていますので、斜鏡表面の中心が不動点になるのは変わりありません。
こういう細かい改良は今後も繰り返していきたいところですね!
***
さて、上の作例とは別のレイアウトでボールマウントを使用した斜鏡調整機構を以前よりきたかるさんが発表しておられますね。(この記事の斜鏡の部分↓)
この方式ですと斜鏡の表面は少し動きますが、その量がこれまでの物と比べると圧倒的に少ないので、実用上はこれで充分なのかも知れません。自分の作例と違って小型化も容易です。きたかるさんの先見性はさすがですが、これもメーカー採用されてもいい形式な気がします。
コメント