今日もSeestar S30 を使っていきます。

昨日は10秒露出だったけど、今日は30秒露出で馬頭星雲10分間20枚のスタック。やはり露出長い方が見やすいですね。
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左デノイズなし、右デノイズありです。拡大せずスマホのディスプレイで見るだけならデノイズありもいいかな。少々邪道ですが、露出時間を伸ばしてその分スタック枚数が少なくてザラザラの画像になったところをデノイズで補うと言う時短作戦も考えられそう。


ドールの兜も機能の10秒露出より30秒露出の方がだいぶ良さそうなので、少し長めに40分間80枚スタックしてみました。
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左デノイズなし、右はあり。フル画面では効果分かりにくいので中央拡大。
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うーんどうかな、デノイズしたほうがいいかなぁ。やらんほうがいいかな…この辺は対象天体にもよるでしょうか。ちなみにS30は撮影日の違う同一天体を合成していくことができるので、天体写真家のかたが時々おっしゃっている「撮り増し」が可能なのですが、わたくしの場合そこまでやらんだろうなあ(笑)

さてこの時点では、ばら星雲を視野中央に持ってきたときにデュアルナローバンド使えない問題はまだ解決せしてなかったので、偏心した状態で30秒露出× 40スタックの20分
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左デノイズなし、右はあり。もはやこの画質で充分な気も…と、画像を並べていて気が付いたのですが、デノイズありなしの画像を平行法で立体視(いや視差ないので立体的に見えないのですが)により合成してみるとデノイズなしの解像度高い感じとデノイズありの滑らかな感じが両立して割かしいい感じに! なかなかマニアックな鑑賞法ですが(笑)

ここで、Xにおけるわたくしのフォロワーで同じくS30のオーナーである、Daydream•_•y さんに教えてもらいました。一旦撮影を中断することでフィルター切り替えを行うことができるそうです。この方法で、ばら星雲を中心に移した後にデュアルナローバンドを効かせることに大成功! やっぱり自分のやり方悪いだけだった(笑)
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右はデノイズなし、左はあり。この画像を得た時はばら星雲のあたりが薄雲になっていてコントラストが悪かったので後処理でコントラスト上げたところデノイズの効果が顕在化。うーんやっぱり少し不自然なような・・・

さて、お次はカリフォルニア星雲、個人的未踏のFraming機能(モザイク撮影)2倍(面積4倍)に挑戦!
写野全体フォローに1時間以上かかりそうなのでいったん風呂に入りました
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が、その後西の空が曇って右画像のような有様になったので中断(笑)。露出時間が長いとこういうリスクもあるんですね。

続いてモンキーヘッド。
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オリオン座のあたりが薄曇って来てだんだん写りが悪くなってきた気が…このように写りが悪い場合はデノイズにより少しは救済されるっぽいです(右画像)。

東の方はまだ透明度があるので、M 81、82にて銀河をデュアルナローで撮るとどうなるかのチャレンジ。
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左がデュアルナロー、右がUV/IR。82の色調以外はあんまり変わらんですかね? 銀河にあえてQuadBP(Ⅱ)を使う、というのは電視観望で時々やっていてまずまずの結果を得ていたのですが

seestarではCMOSカメラを使った電視観望と違い近赤外域が使えないので、旨味はなさそうですね。

フル充電から約4時間30分使用で、バッテリー残量残り約30%。かなり薄雲ってきて写りの効率が悪くなってきたので、この辺で撤収。
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と言ってもベランダにポン置きの本体を部屋に戻すだけなので一瞬にして片づけ完了。やはりポン置きは絶対的正義で間違いありません!(笑)

S30の検証はまだまだ続きます!