海外にていち早くS30を運用しておられるおののきももやすさんより衝撃のポストがありました。
おそらく無光害に近い好条件のもと、20秒露出を2時間スタック、PIによる処理を加え、M42とM51において「S30でここまで!?」的なとんでもない画質を提供しておられます。M42は光害フィルターあり、M51はなしだそうです。
というわけで人の影響を受けやすいわたくしのことですから、中程度光害地の当地にて20秒露出2時間、S30に内蔵の画像処理にて、この画質にどこまで迫れるか試してみようと思いたちました。
おそらく無光害に近い好条件のもと、20秒露出を2時間スタック、PIによる処理を加え、M42とM51において「S30でここまで!?」的なとんでもない画質を提供しておられます。M42は光害フィルターあり、M51はなしだそうです。
というわけで人の影響を受けやすいわたくしのことですから、中程度光害地の当地にて20秒露出2時間、S30に内蔵の画像処理にて、この画質にどこまで迫れるか試してみようと思いたちました。
さっそくM42から行きます。


1分 27分


55分 74分


ランニングマンのあたりを見るとよくわかるのですが、露出時間が増えていくにしたがって淡い部分が表現される、という当然の結果に(笑)。
ちなみに表示されているのはスタック合計時間でして、これを得るための実際の時間はもう少しかかって20%増しくらいですかね? つまり100分の合計時間を得るために120分ほどかかります。


1分 27分


55分 74分


ランニングマンのあたりを見るとよくわかるのですが、露出時間が増えていくにしたがって淡い部分が表現される、という当然の結果に(笑)。
ちなみに表示されているのはスタック合計時間でして、これを得るための実際の時間はもう少しかかって20%増しくらいですかね? つまり100分の合計時間を得るために120分ほどかかります。
そして、約2時間半を費やし、スタック合計時間2時間で終了。どうですかね?


左がデノイズあり、右がなしだけど、ここまで露出時間を引っ張った場合、明らかにデノイズ無しの方がいいよね? と思いました。
やはりデノイズは露出不足の場合の画像アシスト、ぐらいの立ち位置でしょうか。でもだいたいやり過ぎてしまうんで、もう少し浅く「ちょっとノイズ残ってる?」くらいにかけることができたらいいな、と思うんですけどねー
さて、いずれにせよ冒頭のおののきさんの画像には遠く及ばないことも判明(笑)。おそらく撮影者の画像処理技術が最大の要因、次に撮影地の透明度、バックグラウンドの明るさなど諸々の累積が差を作っていると思います。
まあ自分の場合、露出時間の蓄積とか高度な後処理とか完全にガラじゃないので、多くの対象を効率よく巡っていく方向性にしたほうがいいんですね、たぶんそのためのスマート望遠鏡だし(笑)
というわけで、次にM51行こうと思ったけど高度が低くて電線にかかっていたので、春の銀河散策予告編としゃれこみ、NGC4565、M95・96。


20秒露出で20~30分スタックくらいが定番条件になりますかね。
でM51の高度が上がってきたところでおもむろに開始ですが、すでにバッテリーの残量が厳しく1時間露出に留まりました。


左デノイズなし、右はあり。中央拡大してみますと


うーん、自分は左の方がいいんですが、巷では右みたいな芸風の画像も散見されるので、もう個人の好みの問題でしょうかね? それはともかく左だと少し星が流れてるような気がするのですが右の画像ではデノイズに伴う何らかの処理で星が点像に修正されている? いやされていない? まあこういうのはどんどんやってもらいたく(笑)
というわけで後処理と言うものを一切行う気がないわたくしのような人間でも露出時間を長くすることでそれなりの画質向上が見られることだけはわかりました。後は単一の対象に時間をかけて画質を良くしていくか、それなりの画質で様々な天体を見ていくかの各自の選択になりますね。
***
あとひとつ、おまけ報告。
S30の筒先にCD20Tテレコンをつけて「3㎝F5、fl=150㎜」→「4.5㎝F6、fl=270㎜」にならないか試してたんですが、あまりのコントラスト低下と色収差発生のためあえなく廃案。
いやそんなことするんだったら素直にS50使えというオチでした(笑)。


左がデノイズあり、右がなしだけど、ここまで露出時間を引っ張った場合、明らかにデノイズ無しの方がいいよね? と思いました。
やはりデノイズは露出不足の場合の画像アシスト、ぐらいの立ち位置でしょうか。でもだいたいやり過ぎてしまうんで、もう少し浅く「ちょっとノイズ残ってる?」くらいにかけることができたらいいな、と思うんですけどねー
さて、いずれにせよ冒頭のおののきさんの画像には遠く及ばないことも判明(笑)。おそらく撮影者の画像処理技術が最大の要因、次に撮影地の透明度、バックグラウンドの明るさなど諸々の累積が差を作っていると思います。
まあ自分の場合、露出時間の蓄積とか高度な後処理とか完全にガラじゃないので、多くの対象を効率よく巡っていく方向性にしたほうがいいんですね、たぶんそのためのスマート望遠鏡だし(笑)
というわけで、次にM51行こうと思ったけど高度が低くて電線にかかっていたので、春の銀河散策予告編としゃれこみ、NGC4565、M95・96。


20秒露出で20~30分スタックくらいが定番条件になりますかね。
でM51の高度が上がってきたところでおもむろに開始ですが、すでにバッテリーの残量が厳しく1時間露出に留まりました。


左デノイズなし、右はあり。中央拡大してみますと


うーん、自分は左の方がいいんですが、巷では右みたいな芸風の画像も散見されるので、もう個人の好みの問題でしょうかね? それはともかく左だと少し星が流れてるような気がするのですが右の画像ではデノイズに伴う何らかの処理で星が点像に修正されている? いやされていない? まあこういうのはどんどんやってもらいたく(笑)
というわけで後処理と言うものを一切行う気がないわたくしのような人間でも露出時間を長くすることでそれなりの画質向上が見られることだけはわかりました。後は単一の対象に時間をかけて画質を良くしていくか、それなりの画質で様々な天体を見ていくかの各自の選択になりますね。
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あとひとつ、おまけ報告。
S30の筒先にCD20Tテレコンをつけて「3㎝F5、fl=150㎜」→「4.5㎝F6、fl=270㎜」にならないか試してたんですが、あまりのコントラスト低下と色収差発生のためあえなく廃案。
いやそんなことするんだったら素直にS50使えというオチでした(笑)。
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