前回記事にて、MAKSY60とLavenduraの組み合わせで月面キラキラが見えることを書きました。
ただ例えばLavendura30㎜は単体でMAKSY60本体の倍ぐらいの価格のため、なかなかハードルが高い側面もあります。(ただし、今でこそLavenduraは在庫がありますが売り切れたらしばらく、いや今後再生産されない可能性もありますので、欲しい方はお早めに)
そこで、もっと安価で入手しやすいアイピースで何とかキラキラが見えないか試してみました。それらしきアイピースを20あまり見繕ってみます。

とは言ったものの、すでに入手困難(不可能)なものの割合ががかなり多く(笑)。
元旦から2日に日付が変わった0時過ぎの月齢12.6、シーイングはあまり良くないですが透明度は最高と言っていい条件。今回も「ラプトル50 + CZJ25-H 24倍」との比較で検証していきます。

さて、それでは順にインプレッションを。
まずプローセル系

ビクセンNPL20㎜、ノーブランドPL25㎜、北軽井沢観測所RPL25㎜です。
どれもシャープで良く見えますがやはりダイナミックレンジが狭い(Lavenduraと比較した場合の話)ですね。月面の高輝度スポットも2~3あるかないか、くらい。さすがにRPL25㎜がわずかにいいかなという印象。
続いてケルナー系

ミザールK40㎜、オアシスSWK22㎜、オルビィス・スピカ付属K12㎜、ノーブランドK40mm、ビクセンK20㎜
焦点距離がさまざまで倍率が大分違いますが、これらの印象もプローセル系とほぼ同じでダイナミックレンジがやや狭い。「長焦点アクロマート+ハイゲンス」だと低倍率の方が高輝度部分がより輝くのですが、40㎜19倍でも全体的にまぶしくなるだけで視認性は向上せず。
おそらくケルナー系と推定されるもの

コスモキッズ付属20㎜?、DOB6付属SUPER25(リバースドケルナー?)、Nikon顕微鏡用10×、スコープテック・アクロマートハイゲンス40㎜
この中ではNikonのダイナミックレンジが頭一つ抜けています。まあキラキラ見えるよね? って言っていいレベル。その他はやはりプローセル系と同じ印象。
なおスコープテックのアクロマートハイゲンスですが視野レンズのゴミが目立つので分解してクリーニングしていたのですが、上のノーブランドK40㎜と同じような構造。どうもハイゲンスじゃなくてケルナー構成な気がします。
レンズ構成がよくわからんワイド系

カートンGEN28㎜、ウルトラワイド20㎜(アンタレス?)、中華アスフェリック23mm(見口あり)、中華アスフェリック23mm(見口なし)。
ワイド系は導入が楽ですが、とりたて画質はよくないです。このグループの中では一番右のアスフェリックが他よりかなり良く、Nikonの顕微鏡アイピースよりわずかに落ちるくらいの合格点。
アスフェリックの二つは意匠がほぼ同じなのですが品質が全然違っていて(これは前から気づいていた)見口ありのほうは全然ダメですね。まさに「いいものもある・・・だけど、悪いものもあるよね?」という状況(笑)。
ハイゲンス系

何かの付属のHM25㎜(たぶん両凸×2のハイゲンス)、Nikon顕微鏡用10×、Nikon顕微鏡用5×
これはダメ元のエントリー(笑)。MAKSY60はF12.5なのでひょっとしてハイゲンスでも? と思ったのですがやはりマクカセには相性悪いようでシャープネスが今一つとなりました。Nikonの10×は長焦点アクロマートに使った場合物凄い鋭像と階調なのですが、やはり反射系にはマッチしなさそうです。
孤高の(笑)ラムスデン

DatysonSR15㎜(実測24㎜)
これは事前の予想通り中々の中心解像度とダイナミックレンジを示し、月面キラキラは十分見える、しかも中心像はNikon顕微鏡用10×を少し上回る? という印象。ただし中心を外れると倍率の色収差がでるので月の輪郭に色がついて少々集中力をそがれます。

(もはやコリメートもあまり真面目に撮る気なし 笑)
今回、月面キラキラが見えた、と言えそうなのはこの3つ。

DatysonSR15㎜(実測24㎜)、Nikon10×(25mm)、アスフェリック23㎜(見口なし)。ただし合格とは言え、月面キラキラの見え方としては少しおとなしい表現にとどまります。
現状、MAKSYの「最高到達点」はやはりLavendura系と組み合わせることによってしか得られない模様。

40mm相当プロトタイプ、30㎜相当プロトタイプ、Lavendura30㎜(製品版)
3つとも遜色なく、物凄い切れ味とダイナミックレンジ。今回のように透明度の良い条件で月齢12.6を見ると、月面そのものが煌びやかな宝石箱のようです。これは最近では最高クラスの見え味でした。この素晴らしい眺めは、対象区とした「ラプトル50+CZJ25-H」も同様。MAKSY+Lavenduraは互角の見え方ながら、副鏡の影がチラチラする分わずかにラプトルより落ちると言えるでしょうか。
月面キラキラは全くメジャーな概念ではないので多くの人に共通認識として体験してもらいたいと思っているのですが、それには現行で入手可能、さらにできるだけ安価な機材でそれが見える必要があります。現状、キラキラが確実に見えるシステムとしては
① ラプトル50 + 何らかの天頂プリズム(注1) +スコープテックかオルビィスのハイゲンス or 何らかのハイゲンス(注2)
注1:ラプトルに付属の天頂ミラーは像が劣化
注2:ビクセン・ミザール・カートンなどの80年代ごろ? のハイゲンスには見え味が今一つなものもあり不可
② MAKSY60 + 付属の天頂プリズム(注3) + Lavendura系
注3:付属の正立プリズムは像が劣化
の2つが最有力ですが、アイピースが安価で済む①に対し②では鏡筒本体よりアイピースにコストがかかってしまうので少しバランスが悪いですね。今回、合格点を出した3つのアイピースについてもMAKSYの潜在能力を100%出せているとは言い難いです。
やはり月面キラキラにエントリーする皆さんには最初にガツンと衝撃を受けるくらいの画質を提供したく・・・引き続き、MAKSYに適性のある安価なアイピースの探索を進めます!
***おまけ***
スピカの付属アイピースとかこういうプラスチック製のシンプルなやつ、ケルナーって触れ込みですけど本当にそうか? という疑問があったので分解してみると・・・

ちゃんと2群3枚のケルナーでした!

疑ってすみませんでした・・・(笑)
ただ例えばLavendura30㎜は単体でMAKSY60本体の倍ぐらいの価格のため、なかなかハードルが高い側面もあります。(ただし、今でこそLavenduraは在庫がありますが売り切れたらしばらく、いや今後再生産されない可能性もありますので、欲しい方はお早めに)
そこで、もっと安価で入手しやすいアイピースで何とかキラキラが見えないか試してみました。それらしきアイピースを20あまり見繕ってみます。

とは言ったものの、すでに入手困難(不可能)なものの割合ががかなり多く(笑)。
元旦から2日に日付が変わった0時過ぎの月齢12.6、シーイングはあまり良くないですが透明度は最高と言っていい条件。今回も「ラプトル50 + CZJ25-H 24倍」との比較で検証していきます。

さて、それでは順にインプレッションを。
まずプローセル系

ビクセンNPL20㎜、ノーブランドPL25㎜、北軽井沢観測所RPL25㎜です。
どれもシャープで良く見えますがやはりダイナミックレンジが狭い(Lavenduraと比較した場合の話)ですね。月面の高輝度スポットも2~3あるかないか、くらい。さすがにRPL25㎜がわずかにいいかなという印象。
続いてケルナー系

ミザールK40㎜、オアシスSWK22㎜、オルビィス・スピカ付属K12㎜、ノーブランドK40mm、ビクセンK20㎜
焦点距離がさまざまで倍率が大分違いますが、これらの印象もプローセル系とほぼ同じでダイナミックレンジがやや狭い。「長焦点アクロマート+ハイゲンス」だと低倍率の方が高輝度部分がより輝くのですが、40㎜19倍でも全体的にまぶしくなるだけで視認性は向上せず。
おそらくケルナー系と推定されるもの

コスモキッズ付属20㎜?、DOB6付属SUPER25(リバースドケルナー?)、Nikon顕微鏡用10×、スコープテック・アクロマートハイゲンス40㎜
この中ではNikonのダイナミックレンジが頭一つ抜けています。まあキラキラ見えるよね? って言っていいレベル。その他はやはりプローセル系と同じ印象。
なおスコープテックのアクロマートハイゲンスですが視野レンズのゴミが目立つので分解してクリーニングしていたのですが、上のノーブランドK40㎜と同じような構造。どうもハイゲンスじゃなくてケルナー構成な気がします。
レンズ構成がよくわからんワイド系

カートンGEN28㎜、ウルトラワイド20㎜(アンタレス?)、中華アスフェリック23mm(見口あり)、中華アスフェリック23mm(見口なし)。
ワイド系は導入が楽ですが、とりたて画質はよくないです。このグループの中では一番右のアスフェリックが他よりかなり良く、Nikonの顕微鏡アイピースよりわずかに落ちるくらいの合格点。
アスフェリックの二つは意匠がほぼ同じなのですが品質が全然違っていて(これは前から気づいていた)見口ありのほうは全然ダメですね。まさに「いいものもある・・・だけど、悪いものもあるよね?」という状況(笑)。
ハイゲンス系

何かの付属のHM25㎜(たぶん両凸×2のハイゲンス)、Nikon顕微鏡用10×、Nikon顕微鏡用5×
これはダメ元のエントリー(笑)。MAKSY60はF12.5なのでひょっとしてハイゲンスでも? と思ったのですがやはりマクカセには相性悪いようでシャープネスが今一つとなりました。Nikonの10×は長焦点アクロマートに使った場合物凄い鋭像と階調なのですが、やはり反射系にはマッチしなさそうです。
孤高の(笑)ラムスデン

DatysonSR15㎜(実測24㎜)
これは事前の予想通り中々の中心解像度とダイナミックレンジを示し、月面キラキラは十分見える、しかも中心像はNikon顕微鏡用10×を少し上回る? という印象。ただし中心を外れると倍率の色収差がでるので月の輪郭に色がついて少々集中力をそがれます。

(もはやコリメートもあまり真面目に撮る気なし 笑)
今回、月面キラキラが見えた、と言えそうなのはこの3つ。

DatysonSR15㎜(実測24㎜)、Nikon10×(25mm)、アスフェリック23㎜(見口なし)。ただし合格とは言え、月面キラキラの見え方としては少しおとなしい表現にとどまります。
現状、MAKSYの「最高到達点」はやはりLavendura系と組み合わせることによってしか得られない模様。

40mm相当プロトタイプ、30㎜相当プロトタイプ、Lavendura30㎜(製品版)
3つとも遜色なく、物凄い切れ味とダイナミックレンジ。今回のように透明度の良い条件で月齢12.6を見ると、月面そのものが煌びやかな宝石箱のようです。これは最近では最高クラスの見え味でした。この素晴らしい眺めは、対象区とした「ラプトル50+CZJ25-H」も同様。MAKSY+Lavenduraは互角の見え方ながら、副鏡の影がチラチラする分わずかにラプトルより落ちると言えるでしょうか。
月面キラキラは全くメジャーな概念ではないので多くの人に共通認識として体験してもらいたいと思っているのですが、それには現行で入手可能、さらにできるだけ安価な機材でそれが見える必要があります。現状、キラキラが確実に見えるシステムとしては
① ラプトル50 + 何らかの天頂プリズム(注1) +スコープテックかオルビィスのハイゲンス or 何らかのハイゲンス(注2)
注1:ラプトルに付属の天頂ミラーは像が劣化
注2:ビクセン・ミザール・カートンなどの80年代ごろ? のハイゲンスには見え味が今一つなものもあり不可
② MAKSY60 + 付属の天頂プリズム(注3) + Lavendura系
注3:付属の正立プリズムは像が劣化
の2つが最有力ですが、アイピースが安価で済む①に対し②では鏡筒本体よりアイピースにコストがかかってしまうので少しバランスが悪いですね。今回、合格点を出した3つのアイピースについてもMAKSYの潜在能力を100%出せているとは言い難いです。
やはり月面キラキラにエントリーする皆さんには最初にガツンと衝撃を受けるくらいの画質を提供したく・・・引き続き、MAKSYに適性のある安価なアイピースの探索を進めます!
***おまけ***
スピカの付属アイピースとかこういうプラスチック製のシンプルなやつ、ケルナーって触れ込みですけど本当にそうか? という疑問があったので分解してみると・・・

ちゃんと2群3枚のケルナーでした!

疑ってすみませんでした・・・(笑)
コメント
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uwakinabokura
が
しました