MOEBIUS55双眼はモアブルーのAU117で左右の像合わせや目幅調整を行っていました。

これは必要十分な機能がコンパクトにまとめられている優れたアイテムですが、ラプトル50のような軽量のプラ鏡筒では問題なく使えていたものの、金属鏡筒でそれなりの重量があるMOEBIUS55の搭載ではさすがに剛性不足が否めなく、左右の像合わせの操作性も少し悪いし、目幅調整や鏡筒の仰角を変えることによって像ズレが発生する、などの問題が生じていました。
そこで剛性アップのためビノテクノの小口径用簡易クレードル、CRDL-miniを使うことにしました。
CRDL-miniにMOEBIUS55の鏡筒を2本載せるとこのような体裁になります。

ただし、この形はCRDL-miniのノーマル状態ではありません。
上の商品ページリンクでも示されているようにCRDL-miniはもともと「ロスマンディ互換規格アリガタ金具を介して片持ち経緯台に取り付ける仕様」なのですが、自分はCRDL-miniのフレームを組みなおしてミザールK型経緯台の上部に取り付け、さらにカウンターウエイトを使う仕様にしてありまして、言わば
目的外使用
をおこなっています。ですので、CRDL-mini本来のパフォーマンスを発揮しているとは言い難い運用ですので、その辺は割り引いて記事をお読みいただければと思います。
4/6追記
***
「目的外使用」と思っておりましたら本元のビノブログで「好事例」とご評価いただきました。CRDL-miniはそのままでも完成度の高いものですが、アレンジ運用の素材としても推奨されているようです。皆さん、どしどし改造しましょう!
***
汎用性の高いアルミフレーム構造によりこのような組み換え変則運用が可能になっており、改めてこのアイテムの運用上の自由度の高さに感じ入った次第であります。
取りあえず、双眼望遠鏡クレードルの核心部分である「目幅調整は左側鏡筒をアリガタ金具に沿って移動」「鏡筒の平行調整は右側鏡筒の微動ステージで調整」の機能はノーマル状態どおり。

実際に組んでみるとAU117とは剛性感が別物でMOEBIUS鏡筒程度の重量ではビクともしませんね。鏡筒の平行調整も決まりやすいです。目幅の調整の方は、動かすためクランプを緩めるといったん左右の像はズレますが、締め直すと元の融像状態に復帰するのでこちらもノープロブレムです。
さて、目幅調整・平行調整機構の乗っているフレームは長めのアリガタ(C8初期型のもの)に連結されていて、このアリガタでK型経緯台に取り付けると共に、これが鏡筒フリーストップ時の操作ハンドルも兼ねます。


カウンターウエイトはビクセンSP赤道儀用を利用。L型金具で取りつけていますがアルミフレームに沿って上下することでバランス調整が可能。

このウエイトで完全バランスが実現しているので、


水平(左)から垂直(右)までフリーストップ状態にて仰角を変えることができます。K型経緯台はミザール伝統(?)の高粘度グリスのおかげでフリーストップでも微動(しかも上下水平とも全周)を効かせることができるのも魅力ですね。
CRDL-miniの導入によって少々の重量増にはなりましたが、それでもバランスウエイトも含めた総重量はまだ10.2kgにしか過ぎないので、望遠鏡一式の重心位置であるこの部分に手を入れると

片手でひょいと持つことができるため、運用の機動性は損なわれていません(笑)
さて、おりしも4月の「ピンクムーン」さっそく昇って来た満月を見てみます。


iPhoneコリメートのこの画像では全く伝わらないですけど、いつものことながら無茶苦茶よく見えます。あんまり透明度良くないし高度も低くシーイングも悪いのですが、クレーターリムの高輝度スポットはもちろん、山脈の部分がウロコを重ねたように見えると言うか、解像度、階調とも素晴らしい眺めでした。
双眼望遠鏡クレードルをCRDL-miniにしたことによって安定感が増し、左右融像の調整精度も上がってMOEBIUS55双眼の使い勝手がまた一つ良くなりました。CRDL-mini、おすすめです!
***
・・・いやしかし、 CRDL-miniのフレームを組みなおしている時に気づいたのですが、このアルミフレームを使えば大型で軽量の経緯台フォークとか作れるよな? です。別件での夢も拡がって行きますね!

これは必要十分な機能がコンパクトにまとめられている優れたアイテムですが、ラプトル50のような軽量のプラ鏡筒では問題なく使えていたものの、金属鏡筒でそれなりの重量があるMOEBIUS55の搭載ではさすがに剛性不足が否めなく、左右の像合わせの操作性も少し悪いし、目幅調整や鏡筒の仰角を変えることによって像ズレが発生する、などの問題が生じていました。
そこで剛性アップのためビノテクノの小口径用簡易クレードル、CRDL-miniを使うことにしました。
CRDL-miniにMOEBIUS55の鏡筒を2本載せるとこのような体裁になります。

ただし、この形はCRDL-miniのノーマル状態ではありません。
上の商品ページリンクでも示されているようにCRDL-miniはもともと「ロスマンディ互換規格アリガタ金具を介して片持ち経緯台に取り付ける仕様」なのですが、自分はCRDL-miniのフレームを組みなおしてミザールK型経緯台の上部に取り付け、さらにカウンターウエイトを使う仕様にしてありまして、言わば
目的外使用
をおこなっています。ですので、CRDL-mini本来のパフォーマンスを発揮しているとは言い難い運用ですので、その辺は割り引いて記事をお読みいただければと思います。
4/6追記
***
「目的外使用」と思っておりましたら本元のビノブログで「好事例」とご評価いただきました。CRDL-miniはそのままでも完成度の高いものですが、アレンジ運用の素材としても推奨されているようです。皆さん、どしどし改造しましょう!
***
汎用性の高いアルミフレーム構造によりこのような組み換え変則運用が可能になっており、改めてこのアイテムの運用上の自由度の高さに感じ入った次第であります。
取りあえず、双眼望遠鏡クレードルの核心部分である「目幅調整は左側鏡筒をアリガタ金具に沿って移動」「鏡筒の平行調整は右側鏡筒の微動ステージで調整」の機能はノーマル状態どおり。

実際に組んでみるとAU117とは剛性感が別物でMOEBIUS鏡筒程度の重量ではビクともしませんね。鏡筒の平行調整も決まりやすいです。目幅の調整の方は、動かすためクランプを緩めるといったん左右の像はズレますが、締め直すと元の融像状態に復帰するのでこちらもノープロブレムです。
さて、目幅調整・平行調整機構の乗っているフレームは長めのアリガタ(C8初期型のもの)に連結されていて、このアリガタでK型経緯台に取り付けると共に、これが鏡筒フリーストップ時の操作ハンドルも兼ねます。


カウンターウエイトはビクセンSP赤道儀用を利用。L型金具で取りつけていますがアルミフレームに沿って上下することでバランス調整が可能。

このウエイトで完全バランスが実現しているので、


水平(左)から垂直(右)までフリーストップ状態にて仰角を変えることができます。K型経緯台はミザール伝統(?)の高粘度グリスのおかげでフリーストップでも微動(しかも上下水平とも全周)を効かせることができるのも魅力ですね。
CRDL-miniの導入によって少々の重量増にはなりましたが、それでもバランスウエイトも含めた総重量はまだ10.2kgにしか過ぎないので、望遠鏡一式の重心位置であるこの部分に手を入れると

片手でひょいと持つことができるため、運用の機動性は損なわれていません(笑)
さて、おりしも4月の「ピンクムーン」さっそく昇って来た満月を見てみます。


iPhoneコリメートのこの画像では全く伝わらないですけど、いつものことながら無茶苦茶よく見えます。あんまり透明度良くないし高度も低くシーイングも悪いのですが、クレーターリムの高輝度スポットはもちろん、山脈の部分がウロコを重ねたように見えると言うか、解像度、階調とも素晴らしい眺めでした。
双眼望遠鏡クレードルをCRDL-miniにしたことによって安定感が増し、左右融像の調整精度も上がってMOEBIUS55双眼の使い勝手がまた一つ良くなりました。CRDL-mini、おすすめです!
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・・・いやしかし、 CRDL-miniのフレームを組みなおしている時に気づいたのですが、このアルミフレームを使えば大型で軽量の経緯台フォークとか作れるよな? です。別件での夢も拡がって行きますね!
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