小海のレポートもあるのですが、当ブログお約束(笑)のシステム構築をしましたので、先にそちらを。
IMG_5383
ASI294MC + ボーグ65プラスチック鏡筒のシステムです!

ボーグ65は、D=65mm、fl=450mm、F6.9、の「フォトビジュアルアクロマート」眼視も写真も両方OKという触れ込みで、1991年に新発売されたものです。当時創設されたボーグブランドの第一弾、いわば、ボーグの初号機にあたる記念すべき鏡筒ですね。

このプラ鏡筒はターレット接眼部やフリップミラー採用による対物ファインダーシステム等、眼視用としての魅力にあふれ、写真も普通に撮影できていた意欲作だったのですが、天文ガイドで「写真には剛性不足」とか視野の狭い評価をされて売れなくなったため、ボーグも金属鏡筒を開発せざるを得なくなり、プラ鏡筒は消えていったという大変残念な経緯をたどっています。

さて、それはともかく、今まで、電視観望にあたってはできるだけ対物のFを明るくしようと躍起になっていましたが、小海町でSamさんの話を聞いたところ、明るいに越したことはないけど極端に言えばF値が倍だとしても露出時間を4倍にすればいいだけであって、鏡筒を小型軽量にしたほうが使いやすそうだという結論に達し、だったらF6.9のこれでも大丈夫かな、ということで採用。

何よりこの鏡筒には、フリップミラーで光路を切り替えてアイピースに導くことができるという斬新な機構があるので、
IMG_5377
これによりアイピースによる対象確認がワンタッチでできるわけです(裏像になるけど)。また、眼視で見えないものが電視観望で見える、っていうのを体感してもらうこともできるかな? (それに意味があるかどうか分からないですが)
IMG_5384
ASI294MCと、北軽井沢観測所のRPL25mmが偶然同焦点になったので、カップリングしましたが、色合いの対象が美しいですね!

そうそう、CMOSカメラは現時点で、センサーサイズ・感度とも電視観望に最高のパフォーマンスを示すと言われるASI294MCです!
IMG_5375
これ、実は先日の小海町でニックさんが「今あんまり使ってないから」って借してくださったものです。まあ、ニックさんはナイトビジョンのほうで忙しいからそういうこともあるかな、ということでご厚意に甘えることにしました。

COMSの接続はケーブル一本で済むのですが、RIのゴチャゴチャした配線を経験した身としては、このシンプルが感動的ですらありました(これは、あっかさんも言われてましたが、体験すると本当にそうでした)。

夜、晴れ間が少しあるみたいなので、外に出してみました。
IMG_5379
程なくベタ曇りになりましたが、それまでに雲の切れ間を追ってSharpCapに画像を取り込めるのとか、星像でピントが出るのを確認することはできました。さらに、はっきり確認はしてませんが、輝星の周りに青ハロが出ていて、「青にじみが美しい」というフォトビジュアルアクロマートのコピーどおりになっている気もしました。これはフィルターで取り除くかな・・・・等々、今後いろいろと忙しくなりそうですね。

あと、懸案になっていたAZ-GTi経緯台の入手ですが、何とか在庫のある販売店を探し出したので、本日発注しています。こちらも楽しみ! さあ、当ブログでの電視観望、我ながら風雲急を告げる展開になってきましたよ!