久しぶりに楽器屋さんでギターを試奏してきました。このお店は夜10時まで営業しているらしく遅い時間でも行けるのはありがたいですね。

もともとは、安いのにプロの使用にも耐えるということで、今ネット上で「バズって」いるヤマハのパシフィカ612が弾きたかったんだけど、在庫がありませんでした。通販でも品切れ状態だし、やっぱり大人気のようです。そこで、せっかくなので10万前後で、ピッキングの強弱に追従してくれるギター、って注文で何本か試奏させてもらうことにしました。以下、完全に自分の主観なので各ギターの優劣を示しているものでは全くありません。

お店のスタジオに入るとフェンダーUSAのストラトキャスターを2本持って来てくれました。
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左の黒い方が、
2007年製　アメリカンビンテージ62年　ラッカー塗装　中古12万

右のサンバーストが、
1997年製　アメリカン・スタンダード　ハードテイル中古10万
です。

これらは、10年落ち、20年落ちにしては「超美品」でコンディションもよく、ダイナミクスもあって空恐ろしいくらいのプレイアビリティだったのですが、音が「爽やか系」で物足りませんでした。もっと「ブリッ」としたクセのある感じが欲しかったのです。

次に、パシフィカの弾いた感じを体験してみたくて、店頭に在庫のあった廉価版のヤマハ・パシフィカ112を持って来てもらいました。弾きやすかったですが、音のグレードは、自分の持っているスクワイア・アフィニティとあんまり変わらない印象。まあこれは想定内。

PRSの10万クラスも出してもらいました。これは低めの弦高セッティングがばっちり決まっていて、すごく弾きやすい。しかもハムバッカーなんだけどコイルタップした時のシングルの音がかなりよくて、いろんな音のバリエーションが出せそう。しかし、やっぱり優等生っぽくてクセがないのがもの足らず。何か自分の要求がすごいわがままな感じもしてきました。

ちょっとクセが強いのありますか、って言ったらアイバニーズのSシリーズを持って来てくれました。これも軽くて体にフィットして非常によかったのですが、随所に「へヴィメタル系」で決定的に自分の好みとは違う気が。

ピックアップ「P90」の音が聞きたくて、これが搭載されているギブソンSGの12万のやつも出してもらいました。このピックアップは音に独特の味があり、好みとしては自分の希望に一番近かったのですが、最初に弾いたストラト2本と比べると強弱のダイナミクスが狭く、やっぱり不満でした。

このように、さんざんいろいろ注文をつけてしまいましたが、店員さんは非常に親切に対応してくれました。
実際、気に入ったのがあったら買う気満々だったのですが、残念ながら今日のところは特に欲しいと思えるものもなく、1時間ほど弾かせてもらって帰ってきました。
・・・・と、帰宅後、１時間くらいして、何とパシフィカ６１２が今入荷したとお店から連絡が。今日のオチはこれかと（笑）。

明日都合が合えば612弾きに行ってきます。
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