今回は50mmでも追尾のある状態でやりたかったので、AZ-GTi経緯台に載せています。
まず、これは、モニター上で最大に拡大し微光星が最小面積になるようピントを合わせた状態の画像。
微光星が2~3ピクセルとかなりシャープなのに対し、B型スペクトルで青いはずであるε星の比較的少ない成分であろう赤色光にピンボケ(前ピン)が生じてハロとなっていると思われます。
ここで、レンズのピント合わせ用ヘリコイドを回して前に繰り出していくと・・・
このことから、CanonFD 50mmF1.4レンズにQBPのようなデユアル・ナローバンドフィルターを使うと、OⅢかHαのどちらかがもれなくピンボケになる、ということが言えると思います。これはもちろん、ノーフィルター状態でも色収差でピンボケしているわけですが、デユアル・ナローバンド使用で色が「赤」と「青緑」の二択になった場合、どちらかの色がピンボケになると、それがハロとして出るということでしょうか。それですと、赤ハロは単純にレンズの色収差だったという結論になります。
ちなみに、微光星でピントを合わせた場合のフル視野画像↓
そうなるともう単色光しかありません。バーダーHα3.5nmという最終兵器を出します。
LiveStackでモノクロにして、ばら星雲付近、16秒露出。
CanonFD50mmF1.4の用途は「Hα単色光電視観望」と確定しましたことをご報告して終わります!
コメント
コメント一覧 (2)
現行品ですと収差皆無でカリカリに映すやつもありますが、値段が恐ろしいです。
周辺減光がかなり出ていますが、わざわざ古いレンズの絞り環があるレンズですが絞っていますよね?
さすがに開放で撮影するのは酷ですよ。
uwakinabokura
が
しました