LambdaさんからSV305が届きました。これで2台のSV305を同じ条件で比較することができます!
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今日も曇っており電視観望はできないのですが、横縞ノイズの状況を見ることはできるので、それだけでもやってみます。ちなみに、万が一にも取り違えてはいけないので、自分の個体に黄色のマークをしています。

2台同時につないだらSharpCap君、どうするかなと思ったら・・・
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「SVBONY SV305」って2つ出てます。どうやら両方別個に認識してくれるみたいなので、SharpCapを2画面立ち上げます。左がLambda号、右がシベット号です。
8秒露出、画像処理はオートストレッチのみ、Gammaは1.0.さて、どうなる・・・・・
上
えっ・・・? 同じようにノイズ出てる?

拡大してみます。こっちがLambda号↓
L
こっちはシベット号↓
C
同じですよね?

パラメータの値を再確認するためにヒストグラムのとこまでロールダウンしてみても・・・
下
値は全く同じです。
この後、両個体とも、それぞれパソコンに単独でつないで見てみましたが、横縞ノイズの状況は変わらず。

さらにパソコンを換えたら? で、電視観望用じゃない普段使いのパソコンにSV305をつなぐも・・・
betunopasokon
やっぱり出てしまいます・・・・

急いだ結論は禁物ですが、SV305のノイズの出方にバラつきはなく、シベットの環境か操作が横縞を目立たせていると考えるのが順当でしょうか。今後、このノイズが出ないようにSharpCapを設定していく操作を編み出す必要がありそうです。

で、その上で、電視観望に使用した場合の両個体の感度比較とか、シベット機の光学ウインドウを取り除いて比較とか、そういう方向性になっていくでしょうか。

しかし、どうやってノイズ消すかな・・・・? 横縞ノイズは露出ごとに位置が変わっていくので、ダーク減算では消せません。いまのとこGammaを1.5くらいにするか、ヒストグラムをいじってバックグラウンドを暗くするぐらいしか思いつかないのですが・・・まあ、それをやった上でDSOが表現できれば電視観望としては問題ないのですけど。

晴れ次第、こちらも検証です!


・・・・・・追記分・・・・・・


一度記事を投稿した後に、気づいたことがありまして追記しております。

まず、これはLambdaさんからコメントいただいたように、赤に偏りすぎていたカラーバランスを整えてみたものです(シベット機)。
no title
ちょっと軽減されている感じもありますが、横縞ノイズの状況はあまり変わりません。
しかし! ここで右下のヒストグラムに注目! これは雷マークのオートストレッチをかけているのですが、ヒストグラム画面の3本の線のうち、左の二本が信号のピークをもの凄く細く挟んでいます。SharpCapにおいては、特定の階調部分を強調するとき「手動」でこういう操作をするのですが、オートでこうなっているということは、つまり、

SV305はキャップをかけられて無信号に近い暗い画面なので、オートストレッチが頑張りすぎてコントラストをつけすぎた

のではないかと・・・で、この2本の線の感覚を手動でもう少し広くとってやると・・・
1
あ・・・これでいけるのかな? それとも、画面が軟調になって横縞ノイズが目立たなくなっただけ?

まあ、この状態でDSOが炙り出せたら文句はないんですけどね。

結局のところ実際に電視観望して見ないとわからないですが、現状の材料で仮説を立てるなら、SharpCapが、低照度でオートストレッチを頑張って「善処」した結果、センサー本来の横縞ノイズを究極まで目立たせてしまった。ということになるでしょうか。そう言えば、ファーストライトの時もオートストレッチに頼りすぎてたような・・・しかし、ASI294MCではオートストレッチ頼みでも、どんなに2本の線を狭めても、こんな横縞出なかったんですけどね・・・

とにかく、目的はDSOを電視観望すること。それにつなげるための検証あるのみです!